行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

雑感

2021年08月03日 | 仏の心
【生死一如】頭で考えても決して生と死が一つなどとわかるわけがない。無意識の向こうにある阿弥陀仏の「光の永遠のいのち」は生であり死であるのだ。

広大な宇宙と無限の時間(大日如来や阿弥陀仏)の中にあっては生きているとか死んでいるとかは意味がない。仏の宇宙では今という瞬間が全てなのだ。

魔境とか野狐禅に陥ってしまうと、とにかく世の中の人々が愚かに見えて仕方がない。自分はスゴいと思うことは自分の破滅への第一歩なのだ。哲学者や宗派の管長さんの中にも魔境に入っている人はいる。

【忘己利他 自利利他】他人に病気をうつさないように心がけることが結局は病気から自分を守ることにもなる。(もちろんそうならない場合もあるが)

自分は人にものを教える立場だと思ってプライドが高い人よりも、自分以外はみな先生だと思って素直に学ぶことのできる人こそ賢者である。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする