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「人は常に浄頗梨の鏡に、日夜の振舞のうつる事を思べし。是は隠れたる所なれば、是は心中に窃に思へば人知じと、思ふべからず。曇り陰れなく、彼の鏡にうつる、恥がましき事なり。」(栂尾明恵上人遺訓より)
浄頗梨の鏡とは閻魔さんが持っている鏡です。私はこれは自分の中の本当の自分だと思っています。仏心と言ってもいいし、無位の真人と言ってもいいのかもしれません。無意識の世界の内側にある光輝くものです。誰も見ていなくても本当の自分はすべてを見ているのです。そして自分自身によって裁かれるのです。仏とは遠くにいるものではなく、自分の中にいるものなのです。(写真は宮島 大聖院の閻魔様です。)
浄頗梨の鏡とは閻魔さんが持っている鏡です。私はこれは自分の中の本当の自分だと思っています。仏心と言ってもいいし、無位の真人と言ってもいいのかもしれません。無意識の世界の内側にある光輝くものです。誰も見ていなくても本当の自分はすべてを見ているのです。そして自分自身によって裁かれるのです。仏とは遠くにいるものではなく、自分の中にいるものなのです。(写真は宮島 大聖院の閻魔様です。)