行雲流水

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山田無文老師が平和な社会について語る

2012年09月14日 | 禅の心
われと世界は別物でないのだから、この世界をよりよく建設していくことが、自分が生きるということでしょうね。よりよき世界を建設し、人類みんなを幸福にしていく。それは社会主義的な考え方だが、仏心から見たら、一視同仁で、人間ほみんな平等なのだから、みんなが自分なんだから、まず目につくものは下層社会であって、これらを救っていくことが人間が生きることでなくてはならぬ。政治も、やほり福祉厚生事業がいちばん大事だと私ほ思う。
 国防、国防というけれども、国防論自体が、裏を返すといちばん危険
な侵略思想なんです。大東亜戦争でもそうですよ。国を守るために、軍備の拡張をやって、それがとうとう侵略思想になったのだから、国防じゃない。国防思想の腹の中は侵略思想ですよ。
 自らに侵略思想がなかったら、国防というようなものをそんなに考えるもんじゃない。世界各国に侵略思想を棄てさせることが大切ですね。
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