行雲流水

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中身が大事

2015年02月10日 | 法句経
心なお、けがれを去らず

ただ袈裟衣(きいろき)をまとわんとす

されど、心ととのわず

業(わざ)、真理(まこと)にそわずば

袈裟(きいろき)を身にまとわんに

彼はげにそのあたえあらず (法句経第9番)


自分の中身がしっかりしていない人が、

黄色の袈裟を着ていても

心がととのっていないのだから

自制心と真理を備えていないのだから

ふさわしくない


心すでにけがれを去り

心よくいましめに住し

自らおのれをととのえ

業(わざ)、真理(まこと)にそわば

袈裟(きいろき)をまとわんに

げにそのあたえあり (法句経第10番)


自分の中身がしっかりしている人なら

自制心もあり

真理に根ざしているのだから

袈裟を着ていても

それにふさわしいのだ


これは、出家するものは格好だけでなく、中身もそれな

りに整えておかなければならないことを言っていますが、
お坊さんに限らず、どんな職業でも、人間として優れて

いることは大事なのです。
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