「オール・ノット」柚木麻子夢や希望に全然溢れない話だった。大学卒業時点で、奨学金という名のローンを抱えることになる苦学生の真央とどこか浮世離れした四葉との話がスタート。いつもの柚木...

「増補新装版　ライナスの毛布」高田ほのか『ライナスの毛布』に新作短歌31首を加えた増補新装版。表紙もガラリと変わったけれど前のと同じイノウエマサルさんの装画。新作の中では「運勢の弱...

「春休みに出会った探偵は」大崎梢父親の海外単身赴任を期に、曾祖母のアパートで暮らすことになる中学生の花南子と近所の同級生の根尾くん。二人が、同じアパートに暮らす調査員に懐いてほのぼ...

「可燃物」米澤穂信んーこれは面白い。葛警部の淡々とした雰囲気、いいねぇ。隙が無いから、一緒に仕事はしたくないけど、見ている分には面白い。短編集でどれも濃い内容で葛警部が堪能できるの...

「これでもいいのだ」ジェーン・スーいまより少し若いジェーン・スーのエッセイ。やっぱり40代は若いなぁ～。体調も体系も3年ごとくらいにどんどん変わる中年は思考もそれに合わせてかわって...

兵庫県立美術館は安藤忠雄の設計。すんごい歩くし、迷路みたいでまた歩くけれどやっぱりカッコいい建物だなぁと思う。遠方からこの美術館を見たくて来る人もいるらしい。...

「おひとりさま日和 」2024-44大崎 梢,岸本 葉子,坂井 希久子,咲沢 くれは,新津 きよみ,松村 比呂美　おひとりさまは、楽しい時もあるし、寂しい時もある。誰かと暮らしてい...

「契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上) 」髙田郁　2024-45シリーズ完結後の短編集は本当に...

「雨に消えた向日葵」吉川英梨　　2024-43少女の誘拐事件、心が痛いし、つらいし、読むのがし...

「こまどりたちが歌うなら」寺地はるなおかしいことはおかしいと、間違っていることは間違っているときちんと言える茉子は凄い。確かに、古いしきたりの中で歪んだ会社のしきたりが時代に沿って...