「鬼煙管 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)」今村翔吾
再読。シリーズ第四弾。
長谷川平蔵の元に呼ばれ源吾は江戸を離れて京へ。
場所は変わってもぼろ鳶の信念は同じ。
人が発火するという「妖怪火車」の仕業を片付けるのだけれど、
最後の最後は全て吹っ飛んでしまうくらいに驚いたし(再読なのに)泣いた。
あんなに力強くて誰よりもやさしい父を見てしまったら、
銕三郎にそれが伝わらないはずはないだろうし、
深く深く心に父の存在が刻まれただろう。
源吾と銕三郎の関係も慣れ合わないで認め合うという
その関係が良い。
武蔵の今後にも興味深々。
勿論星十郎も。