「初夏の訪問者 紅雲町珈琲屋こよみ」吉永南央
シリーズ7作目。
珈琲豆と焼き物のお店『小蔵屋』を営むおばあさんの杉浦草。
きちんと老いてきちんと食べて
きちんと生きている草さんはなかなかハンサムお婆ちゃんだ。
その草さんの幸せでなかった結婚と置いてきた幼い子。
その幼子のあまりにも短い命。
草さんのような人でも、嘘だとわかっていても、
「私があなたの息子ですよ」と言われたら
心が掻き乱されるのだ。
人というのはゾワゾワと揺らすさざ波に弱いのだ。
息子の乳母だったキクに会いに行く場面が、
そういう場面に遭遇したことはないけれど
とても人として共感した。
キクも素敵だ。
このシリーズももう一回はじめから読んでみたいな。
シリーズ7作目。
珈琲豆と焼き物のお店『小蔵屋』を営むおばあさんの杉浦草。
きちんと老いてきちんと食べて
きちんと生きている草さんはなかなかハンサムお婆ちゃんだ。
その草さんの幸せでなかった結婚と置いてきた幼い子。
その幼子のあまりにも短い命。
草さんのような人でも、嘘だとわかっていても、
「私があなたの息子ですよ」と言われたら
心が掻き乱されるのだ。
人というのはゾワゾワと揺らすさざ波に弱いのだ。
息子の乳母だったキクに会いに行く場面が、
そういう場面に遭遇したことはないけれど
とても人として共感した。
キクも素敵だ。
このシリーズももう一回はじめから読んでみたいな。