球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

ボクらの時代

2009-08-23 | マジメな話


タイトルは、日曜朝7:00~フジでやっている対談番組。
(平日休日の区別なくTVで目覚ましをかけているため、寝ていようが流れる。)
今日は、リリー・フランキーとみうらじゅん、高見沢俊彦という濃いメンバーで
放送されていたのだが、それが朝七時からやる番組じゃないだろと
突っ込みたくなるくらいのカオスな内容で大変面白かった。

内容は説明は難しいのだが、要は自分たちが何故斯く在るのかといったような話。
高見沢はもはや今の自分のファッションを変えるわけにはいかない、という話、
リリー・フランキーは"イラストレータ等"という自分の肩書きの微妙さに関する話、
みうらじゅんは"『草食系男子』という言葉は魅力のない女が
責任逃れをするために作った言葉"の話をしていた。



すみませんが個人的にとても気に入ったみうらじゅんの話を掘り下げます。

元来人間は物事に名前をつけることによって恐怖から逃れてきた生き物である。
 ex)『雷』に名前がない頃、謎の大音響とその破壊力で人々を恐怖に陥れてきたものの、
  人がそれを『雷』と名付けることで"得体の知れないものに対する恐怖"を克服した。
  やがてはそれの対処法も学んでいき、今では避雷針やらある程度の対策が
  なされている。

 草食系男子とは、"掃除、料理が得意で女性に対しガツガツしない男"という
定義になっているが、多分正しいのは"掃除、料理が得意"までで、後は
"草食系男子"という言葉を好んで使うような層の女性には興味がないだけだと思っている。
 斯く言う僕も(昔の僕を知る人に言わせたらお笑いなんだけど)
 後者の特徴("女性に対しガツガツしない")だけで草食系といわれたことが何度かある。
 しかしそれはやはりそういう言葉を口にするタイプの人が好みでない、としか
 言いようがなく、"いや、アナタの魅力の問題だ"と言いたいと常々思っていたので、
 みうらじゅん氏のコメントに快哉を叫ぶような気持ちになった。
 なんというか、自分に合った言葉選びをする努力をしない人は嫌いなのだ。


 
文句になってしまった。反省。
しかし、いわゆる"流行語"と呼ばれる言葉が、誰の都合で考えたのかを
考えることで、後世にとっては結構重要な資料になってくれるのかもしれない。

例えば、"ハンカチ王子"とか。その後しばらく王子と名のつく若造がインフレする怪現象が
起こったわけなのだけれど、なんで"王子"なのか?という疑問を考えたときに、
誰向けに作られた言葉なのか?を考えることで未来の子供たちは
鬱陶しいくらいの野次馬根性を僕らに対して見せてくれるはずであると思うのである。


コメント
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