今年も一年よろしくお願い致します。
市川サービスセンターの渡辺 陽介です。 前回は、寒い季節にクランキングが重く感じるなどの内容でした。今回は、まだまだ寒いこの季節タイヤの調子はどうですか?なんてお話です。
気温が低いと路面温度も低くなります、また、タイヤ自体の温度も低くなります。となると、
タイヤのゴム粒子が硬く結ばれ、ゴム自体も硬くなります。この結果、グリップ力が低下し、スリップしやすい状況になります。そして、路面の温度も低いので、摩擦熱も抑えられタイヤの温度上昇を妨げます。
こんな状況での走行は不安がありますよね。そこで、効率的なタイヤの暖め方の一例をお話します。
要は、発進、停止をメリハリつけて行うということです。グォ~と加速し、グググゥ~と止まる訳です。タイヤを潰すイメージですね。この動作を繰り返してあげることで、タイヤが早く暖まるんですね。
フロントタイヤはブレーキング時に加重をかけて揉んであげることにより、摩擦熱が発生し暖まり、リヤタイヤは発進時にトラクションをかけてあげることにより暖まります。
(注意・・・ 停止時などは、後続車などに注意して行ってください。また、信号での停止や発進を有効利用してみてくださいね。)
どうですか?気持ちの問題なような気はしますが、積極的に車輌を動かす事により、サスペンションの暖気にもつながりますね。今後、よろしかったらお試しください。
路面温度
走行前 リヤ
走行前 フロント
走行後 リヤ
走行後 フロント
今回は、約5キロを走行し、タイヤの暖気を行いました。結果、約10度~20度ほど暖まっていました。(今回の例でした。)