【崩れる街】
私の住む町でも隣町でも、老朽住宅を相続した人は処置に困っているらしい。中にはかつての商店街(この辺では「市(いち)」と呼んでいた)が、丸ごと島状のゴーストタウンになっているところもある。車社会になった時、商店街の道路拡張は難しいので、そこを迂回するバイパスができた。すると徒歩で買物に来るのは運転できないお年寄りばかりとなり、後継者もいないから、やがてシャッター通りとなり、ついでゴー . . . 本文を読む
【修復腎移植:国際的な救援】医者の使命は患者の生命を救い、そのQOLを高めることにある。だから欧米では「プロフェッション(天職)」と呼ばれ、尊敬されるのだ。日本臨床腎移植学会は修復腎移植を否定して、国際社会から嘲笑の対象になっている。これでは「天罰」が当たるだろう。
国際移植学会は日本のドナー不足に憂慮し、患者に同情している。医師にではない。
事実、「前年の移植実績の5%」という海外渡航移植 . . . 本文を読む
【ホテルの老朽化】
広島市に最初の本格的ホテルができたのは60年代後半のこと、現中区立町にある「国際ホテル」だった。かつて「国際」というネーミングがはやりで、タクシー会社や土建屋まで「国際◯◯」を名乗った。「グランド・ホテル」というのもあるが、あれは同名のアメリカ映画(1932)のパクリだ。一見の価値のある名画だ。
同一の場所(ホテル、船など)に集まった人たちの、数奇な物語の組合せからなる映画 . . . 本文を読む
【映画「市民ケーン」】 4/15(土)「毎日」が、直木賞作家長部日出雄(おさべ・ひでお)による、この映画の紹介と批評を載せていた。読んで首を傾げた。この御仁には世界的な名画「市民ケーン」がぜんぜん分かっていないと思われたからだ。
見出しに大きく「謎と嘘だらけの名作」とある。
読んで見ると映画冒頭で、病床の老人が「ローズ・バッド(バラのつぼみ)」と呟く場面が出て来る。その直後、付添看護婦が入 . . . 本文を読む
【MOAB】 アフガニスタンで対IS作戦の一環として米空軍が、核兵器に次ぐ威力を持つMOABを使用したとネットのニュースで報じている。この略号のフルスペルは“Massive Ordnance Air Blast bomb”で、
https://ja.wikipedia.org/wiki/Massive_Ordnance_Air_Blast_bomb
文字どおりに訳せば「大量破壊・空中爆発爆弾」と . . . 本文を読む