ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【買いたい新書・書評】難波先生より

2017-11-26 22:39:58 | 難波紘二先生
【買いたい新書・書評】
 No396: 上原善広「路地の子」, 新潮社(10/5執筆)
 No.397: 吉野源三郎(原作)・羽賀翔一(マンガ)「君たちはどう生きるか」, マガジンハウス(10/27執筆)
 No.399:筑波 昭『津山三十人殺し:日本犯罪史上空前の惨劇』、新潮文庫(11/16執筆)
 No.400:河合雅司「未来の年表:人口減少社会でこれから起きること」講談社現代新書(
11/19)
 と体調不良のなかで書き継いで、やっと400本に達しました。
 エフロブの「新着順一覧」にはまだNo.400は載っていません。11/27(月)にアップされる予定です。
 http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/new2.php

 昔に比べて、読書スピードもワープロ入力も速度が落ちていることを実感しています。特に「肩に力」が入っていると、誤入力が起こりやすく、試し印刷で文章と文字をチェックする必要が出てきました。「老い」を実感しています。
 その後は、
 No.401:国谷裕子「キャスターという仕事:言葉の力を信じて」(岩波新書)
 No.402:堀江貴文&井川意高「東大から刑務所へ」(幻冬社新書)
 No.403:烏賀陽弘道「フェィクニュースの見分け方」(新潮新書)
 No.404: 大下英治「百円の男、ダイソー 矢野博丈」(さくら舎)
No.405: カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」(カドカワ文庫)
を取り上げる予定で、すでに原稿はできています。体調が回復したのか、意外にスラスラと書けました。

 『私を離さないで』は単なる恋愛小説か、と予想していたら、何と臓器移植のドナーにするために養殖されたクローン人間とその介護士の間の恋が、主人公の介護士キャシーのモノローグで語られていて、仰天しました。
 名訳者の土屋政雄(1944生まれ)も老いたのか、「息子が下訳した」とあり、『日の名残り』の名訳に比べすこし、くだけた訳になっていました。

 カレル・チャペクの「ロボット」(岩波文庫)
 オルダス・ハックスリー「すばらしい新世界」(講談社文庫)
という古典的SFの延長線上にある作品だと思いました。(FMLの藤井康彦さんからの連絡によると2018/1/1掲載になるそうです。)

 次は、450本、500本を目指して、「ゆっくりと急げ(Festina lente)」(ローマ帝国初代皇帝アウグストゥス)の精神で進みたいと思います。引き続き、ご期待とご支援を願います。


「記事転載は事前に著者の許可が必要です。必ずご連絡いただきますようお願いいたします」
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【マラソン侍】難波先生より | トップ | 【イノシシ詐欺】難波先生より »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

難波紘二先生」カテゴリの最新記事