【弁護士過剰】1/19「産経」は一面トップで「法科大学院」による弁護士過剰生産の結果、若手弁護士の貧困化が進んでいると報じている。アメリカの「訴訟社会」と同じになるという予測が外れた結果だ。
私も一度は定年退職後に弁護士になろうと思い、予備試験を受けに東京まで行った。
動機は医療事故となると、どのメディアも「医者や病院が悪い」と報道する。これが気にくわない。
シドニー・デッカー「ヒューマンエラーは避けられるか」(東大出版会)にあるように、間違った医療裁判もある。そこで弁護士になってそういう事件のみを担当し、「正しい医療者を救いたい」と思ったのだ。
ところが、その夏に家内と共に信州旅行をした際に、急性の多発性胃潰瘍になった。牛乳で痛みをまぎらせながら、なんとか帰宅し、呉の病院でピロリ菌の除菌療法を受けた。ピロリ菌陽性であることは、すでに1995年に知った。だが「なに、人類5万年の歴史のなかで、ピロリ菌が生存にプラスになったこともあるはず」、と考えて除菌を避けてきた。10年以上、ピロリ菌を飼っていたわけだ。
胃潰瘍は除菌療法により根治した。おかげで法科大学院受験はパーになったが、今はそれでよかったと思っている。ひょっとしてあれは「天の声」だったのか?
「記事転載は事前に著者の許可が必要です。必ずご連絡いただきますようお願いいたします」
私も一度は定年退職後に弁護士になろうと思い、予備試験を受けに東京まで行った。
動機は医療事故となると、どのメディアも「医者や病院が悪い」と報道する。これが気にくわない。
シドニー・デッカー「ヒューマンエラーは避けられるか」(東大出版会)にあるように、間違った医療裁判もある。そこで弁護士になってそういう事件のみを担当し、「正しい医療者を救いたい」と思ったのだ。
ところが、その夏に家内と共に信州旅行をした際に、急性の多発性胃潰瘍になった。牛乳で痛みをまぎらせながら、なんとか帰宅し、呉の病院でピロリ菌の除菌療法を受けた。ピロリ菌陽性であることは、すでに1995年に知った。だが「なに、人類5万年の歴史のなかで、ピロリ菌が生存にプラスになったこともあるはず」、と考えて除菌を避けてきた。10年以上、ピロリ菌を飼っていたわけだ。
胃潰瘍は除菌療法により根治した。おかげで法科大学院受験はパーになったが、今はそれでよかったと思っている。ひょっとしてあれは「天の声」だったのか?
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