【血液型で性格がわかると思っている唯一の民族、日本人? 】
英語版WIKIで「ABO Blood Group System」という項目を見ると、「神話」という小項目があり、次のように書かれています(大意)。
「ABO式血液型をめぐっては多くの通俗神話がある。これらの信仰はABO式血液型が発見された当時から存在しており、世界中のいろんな文化のなかに認められる。たとえば、1930年代に血液型と性格とを結びつけるのが日本や他の地域で流行した。
もう一つの神話はA型が二日酔いを起こしやすい、O型は歯が丈夫である、A2型はIQが最も高いというような考え方だ。これらの考えを支持する科学的証拠は存在しない。」
本章では「血液型と性格」を問題にしていますから、WIKIの「Blood Types in Japanese Culture(日本文化における血液型)」という項目を見てみましょう。3頁もあり長いので要点だけを紹介します。
「日本、韓国その他東南アジア諸国には、個人のABO式血液型が性格、気質や他人との協調性を言い当てるという俗信が共通に存在する。世界の他の地域で占星術が占めている役割に似ているが、日本などでは血液型信仰はもっとつよい。
日本では相手の血液型を尋ねるのが普通で、日本人は外人が自分の血液型を知らないのを聞くとしばしば仰天する。アニメやマンガの作者は登場人物の血液型を示すのが普通であり、人物の性格にふさわしい血液型を与えている。血液型によるハラスメントは<ブラハラ>と呼ばれている。血液型による差別は遊び場での子どものイジメや、就職差別や、友好的な人間関係の断絶などに関与している、と非難されている。」
この記事は2009年2月1日のAP通信報道をもとにしているようです。
韓国や台湾などでも「血液型と性格判定」が流行しているようですが、これらの国が日本の領土だった戦前の第一次血液型ブームに始まるのか、戦後の影響なのかはよくわかりません。韓国人の場合、A=32%、B=31%、O=28%、AB=11%と、ABO式の各型が日本人(A:B:O:AB=4:3:2:1が一般)よりも均等に分散しており、「性格の4型分類」論と結びつきやすいといえます。
B型を言い訳にした日本の政治家の例として、岩手と宮城の県知事に暴言を吐いて2011年7月、辞職に追い込まれた松本龍復興大臣があげられています。
「私はちょっとB型で短絡的なところがあって、私の本意が伝わらないという部分があるということは、反省しなければならない。」(日本語WIKI[松本龍])
閣僚で国会議員でもある政治家から、血液型が食言の口実として出てきても、別に非難されないのですから、日本人は韓国人以上に「血液型依存症」にかかっているといえるでしょう。
ちなみに米国に留学経験があり、わりと海外に出かける筆者は外国で血液型が話題になった体験はありません。滞米30年近くになる娘も、日本人以外と血液型が話題になった経験はなく、二人の子供の血液型を知らないそうです。私も家族の血液型を知りません。私はB→ABと30年間で転換したまれなタイプです。
英語版WIKIで「ABO Blood Group System」という項目を見ると、「神話」という小項目があり、次のように書かれています(大意)。
「ABO式血液型をめぐっては多くの通俗神話がある。これらの信仰はABO式血液型が発見された当時から存在しており、世界中のいろんな文化のなかに認められる。たとえば、1930年代に血液型と性格とを結びつけるのが日本や他の地域で流行した。
もう一つの神話はA型が二日酔いを起こしやすい、O型は歯が丈夫である、A2型はIQが最も高いというような考え方だ。これらの考えを支持する科学的証拠は存在しない。」
本章では「血液型と性格」を問題にしていますから、WIKIの「Blood Types in Japanese Culture(日本文化における血液型)」という項目を見てみましょう。3頁もあり長いので要点だけを紹介します。
「日本、韓国その他東南アジア諸国には、個人のABO式血液型が性格、気質や他人との協調性を言い当てるという俗信が共通に存在する。世界の他の地域で占星術が占めている役割に似ているが、日本などでは血液型信仰はもっとつよい。
日本では相手の血液型を尋ねるのが普通で、日本人は外人が自分の血液型を知らないのを聞くとしばしば仰天する。アニメやマンガの作者は登場人物の血液型を示すのが普通であり、人物の性格にふさわしい血液型を与えている。血液型によるハラスメントは<ブラハラ>と呼ばれている。血液型による差別は遊び場での子どものイジメや、就職差別や、友好的な人間関係の断絶などに関与している、と非難されている。」
この記事は2009年2月1日のAP通信報道をもとにしているようです。
韓国や台湾などでも「血液型と性格判定」が流行しているようですが、これらの国が日本の領土だった戦前の第一次血液型ブームに始まるのか、戦後の影響なのかはよくわかりません。韓国人の場合、A=32%、B=31%、O=28%、AB=11%と、ABO式の各型が日本人(A:B:O:AB=4:3:2:1が一般)よりも均等に分散しており、「性格の4型分類」論と結びつきやすいといえます。
B型を言い訳にした日本の政治家の例として、岩手と宮城の県知事に暴言を吐いて2011年7月、辞職に追い込まれた松本龍復興大臣があげられています。
「私はちょっとB型で短絡的なところがあって、私の本意が伝わらないという部分があるということは、反省しなければならない。」(日本語WIKI[松本龍])
閣僚で国会議員でもある政治家から、血液型が食言の口実として出てきても、別に非難されないのですから、日本人は韓国人以上に「血液型依存症」にかかっているといえるでしょう。
ちなみに米国に留学経験があり、わりと海外に出かける筆者は外国で血液型が話題になった体験はありません。滞米30年近くになる娘も、日本人以外と血液型が話題になった経験はなく、二人の子供の血液型を知らないそうです。私も家族の血液型を知りません。私はB→ABと30年間で転換したまれなタイプです。
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