【晩酌の肴】
前号で私の「ディナー」(原語は昼の<正餐>の意味。夜の食事のことではない)について書いたところ、前国立栄養・健康研究所理事長の旧友渡邊昌氏からメールがきた。
<バター20gは美味しいとおもいますが、毎日とるなら質のよいオリーブ油に変えてはどうですか?野菜にまぶしても結構うまいものです。日野原先生もオリーブ油派です。
こちらはあいかわらずマロングラッセなど楽しんでいます。>
誤解 . . . 本文を読む
【一字違い】
9/14のメルマガに【柿の実の熟れる頃】という項目を立て、<「柿の種」は寺田寅彦の随筆集。確か「柿の実の熟れる頃」という小品が日本の作家にあったはずだ>と書いた。
ところが「週刊新潮」10/1号の「未読の名作」欄に、文芸評論家の川本三郎が島崎藤村『桜の実の熟する時』という小説を取りあげているのを「発見」した。「柿」ではなく「桜」だった。この小説は未読だから、題名だけを覚え違いして . . . 本文を読む
【「一億」の誤解】
「一億総白痴化」という言葉は、評論家の大宅壮一が「週刊東京」1957年2月2日号に<テレビに至っては、紙芝居同様、否、紙芝居以下の白痴番組が毎日ずらりと列んでいる。ラジオ、テレビという最も進歩したマスコミ機関によって、『一億白痴化運動』が展開されていると言ってよい>と書いたことに端を発しているようだ。(WIKI「一億総白痴化」)
だが、国勢調査による日本の人口が1億人に達し . . . 本文を読む
【ガリバーの国】
ジョナサン・スウィフト(1667〜1745)は、梢から枯れて行く、松か杉かの樹を見て、「この樹は俺と同じだ、頭から枯れて行く…」とつぶやいたという。23歳頃から「目まい(Vertigo)」の発作が起こり、64歳頃からつんぼ(Deaf)と目まいが同時に起こるようになっているから、メニエル病だったのかも知れないが、彼の「病跡学(Pathographia)」には詳しくな . . . 本文を読む
【書評など】
1)「買いたい新書」の書評に、No.288:高橋幸春「だれが修復腎移植をつぶすのか」(東洋経済新報社)を取りあげました。副題は「日本移植学会の深い闇」となっています。「人工透析業界」と日本移植学会が癒着しているために、日本の臓器移植が進展しないのだということを鋭くえぐり出した、衝撃のノンフィクションです。
9年前の10月,愛媛県宇和島市で日本初の腎臓売買事件が摘発された。事件そのも . . . 本文を読む