6月7日はどんより曇り空、男鹿三山に至っては雲に包まれていましたが、登ってまいりました。
このお山はチョウセンキバナアツモリソウを始めとした希少植物の宝庫です。
それらの花が盗掘されないように、春~秋は毎日、地元有志がパトロールしております。
曇天なのに私が行ったのは、そのパトロール当番が廻って来たからです。
五社堂に至る999段の石段。
両側の木は深緑となり、参道に覆いかぶさって来ました。
五社堂
最初に現れた花はサイハイランでした。
次に見た花。ではなく実はシラネアオイ。
五社堂のあたりはまだ景色が見えていましたが、
登って行くに従い、霧がだんだん濃くなっていきます。
やがては道の両側の樹木もこんな感じ。
登山者は誰も居ないかなと思っていたら、
ひとりだけ中年の男性が下りて来ました。
霧で何も見えないので、今日は登山を断念しましたと笑っていました。
この日は珍しく、他の登山者にはその後一人も遭いませんでした。
それでも土砂降りの雨が降ってるわけでもないので、パトロール登山は続行しました。
暗い山道に青紫の小さな花を見つけました。
デワノタツナミソウです。
全国各地から報告が有りますが、発見されたのはこの男鹿の山だそうです。
今日は咲き出したばかりでしたが、
少し経つと道の両側がこの花で覆われみごとです(例えばこんな感じ。 ⇒ デワノタツナミロード)。
その後、見た地味な花たち。
光が弱く、撮影には難渋しました。
盲撃ちした中でピントの合っているものを幾つか。
ミヤマナルコユリ
トケンラン
その後、霧が晴れて来ました。
スズムシソウ
アキタスズムシソウ
「霧と深緑の男鹿三山へ。2」へ続く。
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