ミセスファーマーの『農家の嫁日記』

東京から北海道の農家に嫁いで13年目になりました。
今年のテーマは「頑張らない」。ぼちぼちとマイペースにやりますヨ☆

またしても雨!

2010-04-29 | 日記
もう雨の日ネタも尽きてきた・・・というくらい、北海道ではしつこく雨が続いています

昨日から断続的に続いている強風と雨で、畑にはまた余分な水分補給をしてしまいました



外の仕事はできないので、午前中はビニールハウスの中でほうれん草の種まきをして、午後からは

倉庫兼作業場(兼トムのおうち)の掃除をしました。



大きな機械類が沢山収納されています。奥の方にしまってあったビートの植え付けの機械は、もう

まもなく出番が来るので手前に移動。ゴミや埃やトムの抜け毛などが散らかっている床を竹箒で

きれいに掃いていきます。




埃が飛んできてトムはちょっと迷惑そう・・・



こんなに山盛りのゴミが出ました たまに掃除してるんだけどなぁ・・・



掃除が終わったので、トムと少し遊ぶことに。



トムはいま抜け毛の季節で、抜けかかっている冬毛でモコモコになっています。この毛がふわふわ

と風に飛ばされるとまた散らかってしまうので、早く夏毛に抜け替わって欲しいところです。




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浅葱ってヤツは・・・

2010-04-28 | 日記
スーパーの野菜売り場に陳列している野菜を見て、これがどんな風に手をかけてここまできたのか

という事に思いを馳せる人はあまりいないはず。私も実際に生産者側の立場になるまでは、そんな

事を考えたこともありませんでした。でも中には見た目以上に手間のかかる野菜というのがあって、

浅葱もその一つだと思います。ネギ類はどれも栽培自体難しいようですが、収穫した後の作業が

またこんなに面倒だったとは・・・



翌朝道の駅に出荷するために、夕方浅葱を収穫して処理を始めました。浅葱は生命力が強いので、

根こそぎ掘ってからモシャモシャした根っこの部分を際のところで切り落とします。(切り落とした

根っこはやたらな所に捨てておくと、そこからまた野良浅葱が生えてきてしまうので要注意です。)



次に土をきれいに水で洗い流します と、こうやって書いているととても簡単な作業です

そう、簡単なんです だけど一本一本が細いので作業がしづらく、思った以上に時間が

かかってしまうのです 丁寧に洗おうとすればするほど薄皮を剥きすぎて、身の部分が細く

なってしまったりして・・・不器用者のミセスファーマーはどうもこの作業は苦手です

既に1時間以上経過しても、まだ洗い終わりません。あ~ドンくさい私・・・と思いながら背中に

視線を感じて振り返ると、太郎がじっとこちらを見ています



散歩の時間になっても放してもらえない太郎が騒ぎ出したころ、ようやく全部洗い終わりました

このままかごに入れて朝まで水気を切っておきます。



翌朝の袋詰め作業は本当に簡単です 100グラムずつの束にして、余分な水気を落として

からチラシの紙などで包んで、袋に入れていくだけ



今回はちょうど10袋できました 



今年初めての青物野菜が陳列台に並びました 我が家の主力商品であるほうれん草はまだ

出てこないので、これは貴重な青物です。そして、この日は無事に10袋完売しました



こちらでは浅葱のはしりが真冬になるため、冷たい水を使っての手作業は本当に辛いと聞きます。

ミセスファーマーにとっては、浅葱農家の方のご苦労を身をもって知る作業なのでした。


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越冬野菜たち

2010-04-27 | 日記
本当に久しぶりで、朝からの晴天です 強い日差しで影がくっきり!良いお天気のせいか、

なんとなくトムも嬉しそうです



風が強くて見た目よりも寒い一日でしたが、越冬野菜たちを掘り起こすには絶好の日和です。また

この先天気が崩れる予報なので、その前にジャガイモと大根を掘ってしばらく地面に広げて乾かし

てから、袋に詰めて冷暗所で保管します。(こちらはキタアカリ↓)



道の駅用に作っているレッドムーン(手前)とインカのめざめ(奥)。インカのめざめは元々極早生

の品種なので芽が出やすく本当は越冬には向きませんが、春のインカは本当に甘くて美味しい

ので我が家では毎年越冬させてます。芽が出てしまっているのは綺麗に芽を取れば大丈夫です



大根は斜めに立てた状態で保存してあります。この春は大根の値段も高騰しているから、好きな

だけ食べることができるのはありがたいことです




お楽しみのインカのめざめの試食です インカのめざめは濃い黄色で、キタアカリと比べると

生の状態で見ても一目瞭然で違いがわかります。



ジャガイモの味が一番よく味わえるのはやっぱり塩茹でに限ります 茹で上がったインカの

めざめはますます黄色く、見た目も味もまるでサツマイモのようです 甘くてほっくりした

食感なので、この味を生かしてお菓子にしても美味しいかもしれませんネ




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稲作り

2010-04-26 | 畑の仕事
この週末、二日がかりで(本当は1日でもできるけど)、稲作りの最初の作業をしました。

我が家ではここ数年、「ななつぼし」を作っています。毎年この時期になると、5月末頃の田植え

に向けて、稲の育苗を始めるのです。気温が低い日が続いている割には例年通りのペースです。

        

籾種は2週間前から水に漬けて、いつでもこの作業ができるように準備をしてあったので、たっぷり

水を吸ってが芽が出やすい状態になっています。



籾種を土曜日の朝から催芽機に移し、32度のぬるま湯に漬けて一気に温度を上げてやり、発芽を

促します。



種を蒔く前に、まず最初に育苗箱の準備をします。空の育苗箱に新聞紙を敷き、土を詰めていきます。




土を入れたら、溝のついた板を使って余分な土をそぎ落とします。


 ←土を落とすための板


これで種まきの準備ができました (土曜日はここまでの作業をやりました。)



一方肝心の籾種のほうは、いつものこの時期より気温が低いせいでうまく発芽できるか心配でし

たが、日曜日の昼過ぎまでにはほぼ芽が出揃ったので、いよいよ種まきです



脱水した籾種を、ベルトコンベア式の機械に入れて、土を入れた育苗箱を一つ一つ通して種を落とし

ていきます。





次に籾種を蒔いた育苗箱に板をかぶせて、上からギュっギュっと押して平らにします。

(写真を撮っているので片手ですが、本当は両手で押さえて思いきり体重をかけてます。)



その上に覆土をかけて、再び板で余分な土を落として平らにしたら完成です







育苗箱は全部で150個になりました。これをビニールハウスにきれいに並べます。



最後に保温のためのシートで覆って終了です 夜間はまだ気温が低いので、ストーブを

焚いて温度管理をします どうか今年もきれいに生え揃いますように




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今日もホタテ~♪

2010-04-23 | 食べもの
昨日に引き続き、今晩の食卓にもホタテの稚貝が登場です 今日のホタテメニューは炊き込み

ご飯とお吸い物です。炊き込みご飯は、ささがきゴボウと椎茸と油揚げをホタテの出し汁少量に醤油

とみりんと砂糖を入れた煮汁で5分くらい煮て、下味をつけておきます。炊飯器に米を入れたら普通に

炊く時と同じ位のホタテの出し汁を入れ、ホタテの身と下味を付けたその他の具材を煮汁ごと入れて、

醤油と酒で味を調えたらスイッチオン あとは炊飯器が美味しく炊き上げてくれます

タイマーをセットしておいた夕方5時少し過ぎ、ピーピーピーというブザー音と共にホタテの炊き込み

ご飯のできあがり~ 炊飯器の蓋を開けると、湯気の中から具沢山のご飯が姿を現しました



全体によく混ぜて~



お茶碗に盛り付けて完成です ホタテのお吸い物のほうもモチロン昨日の茹で汁をそのまま使って

いるので出汁がたっぷり効いていますヨ 簡単なのに思いのほか美味しくできて、ミセスファーマー

は久しぶりにご飯をお代わりしてしまいました~ 明日もホタテ稚貝メニュー作っちゃおうかな




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