幸宏さんのレギュラー・ツアー『SOMETHING BLUE』終了後、
引き続き行われた
ミュージアム・ツアー『SOMETHING BLUE, Extra@ICC』
を観に、初台オペラシティーに行ってきました。

ネタバレのため、読みたくない方は、ここで目を閉じてください。
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事前に、チケット購入申し込み応募にメデタク当選していたので、
16時30分過ぎにICCに到着すると、先にチケットを購入。
18:30からドリンク・サービスが始まって、
19:00開場、19:30開演というスケジュールのため、
しばしICCのオープン・スペースを見学。
そして、開場時間の5分前に、
『エクストゥラ・ライブ』
を
『エキストラ・ライブ』
と勘違いして、自分もステージに上がれるという、
無敵の勘違いしていた模様の某Fさんと合流して、
まずドリンク・サービスが受けられるロビー的エリアに入場。^^;)
おお、ドリンクといっても、さすがICC!
なかなか贅沢な品揃えで、
ビールもエビスの小ビン(おつまみ付)ですよ~(^◇^)
これでマッタリとしながら、幸宏のエレクトロニカにまどろめるなんて…
と思ったら、なんとドリンクは、ライブ会場内には持ち込めないとのこと!
ならば、このドリンク・コーナーでマッタリとしたいとところですが、
整理番号が30番台という早い番号をゲットしてしまっていたために、
せっかくならステージかぶりつきで見たい!
ってことで、開場時間までの5分でエビスをイッキ飲み( ̄□ ̄;)
おつまみも頂かずに、オープンになるや否や、
ライブ・スペースに突入しました。
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ライブはスタンディングで、なんとなく3列目っぽい場所をキープ。
周囲のみなさんは、演奏が始まるまで座り始めたんですが、
地べたに座るのも何なので、そのまま立っておくことに。
そうしたら、開演前にスタッフの方から
前の方の人は座ってくれとの指示があり、結局、地べたに体操座り。
最初から座ってなかったんで足元にスペースがあまりなく、
ちょっとキツキツでした。^^;)
そうこうするうちに、
HER SPACE HOLIDAYのマーク・ビアンキが一人で登場。
ギター1本で歌います。
イベント・スペースというそれほど広くない空間なのに、
結構PAの音が大きくて、しかも地べたに体操座りしているもんだから、
かなり低域が持ち上がって聴こえます。
しかも、地べたに体操座りした真正面の同じ目線に
マークのギター・アンプがあるもんだから、
ギターの音も、アンプからダイレクトに聴こえてきました。^^;)
そして、ソロで1曲終わると、ドラムとベースのメンバーも登場。
ツアーでもフロントアクトをやった面々です。
だが、しかし。
何かトラブっている様子。マークが操作しているVAIOから音が出ず、
そのままVAIOを再起動しながら、オケ無しで演奏を始めました。
このまま最後までオケなしで行くのかと思いきや、
曲の途中からベースとドラムを演奏させたまま、
マークがスタッフの元に歩み寄りました。
そして、舞台袖に山積みしていた機材ケースを次から次へと開けまくって
何やらケーブルを探し出し、VAIO周りの接続を急遽変更し始めました。
その間、ドラムとベースは、
延々とインタラクティブにプレイを続けます。
ハッキリとはわかりませんでしたが、
どうもVAIOを接続していたオーディオインターフェイスが怪しかった模様。
結局、そのオーディオインターフェイスをバイパスさせて、
VAIOのオーディオ出力をミキサーを直結して、
音を出したように見受けられました。さて、真相は如何に。
そんなこんなで、演奏を開始してから約20分ほど経って
ようやくオケが鳴り始め、拍手喝采。
通常の演奏スタートとあいなりました。
マークをはじめとするメンバーは、
最初は、『ああ、なんてこったい』『まいったなぁ~』という感じで
ちょっとテンションも低めでしたが、
いざ演奏が始まると、トラブルを挽回しようと気合も入ってきたのか、
次第にメンバーのテンションもアゲアゲに。
そのうちに、メンバーからも笑顔が見られるようになり、
生バンドならではのダイナミクスと
エレクトロニカ・サウンドが醸し出すグルーヴが
次第にうねりを増していきました。
ある意味、いつも以上に
HER SPACE HOLIDAYの魅力を味わうことができた約1時間の演奏でした。
それにしても、この女性ドラマーのドラムはいいなぁ~。
品のあるロックなドラムでカッコいい。かなり好きなタイプのドラムです。
そして、ラストに再びマークがひとりで1曲を歌い退場。
さあ、いよいよ幸宏さんの出番です。
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まず最初に、スケッチ・ショウと同様に、
今回の幸宏さんのユニットでも演奏の核を握る権藤さんが一人で登場。
小鳥のさえずりや鈴虫の音といったSEが流れはじめ、
それに権藤さんがNord leadでシンセ音を重ねていきます。
そして、幸宏さんをはじめ、ほかのメンバーも登場し、
同じくSEに各人の音を重ねていきます。
そうこうするうちに、
そのままインタラクティブな色合いが濃い演奏がスタート。
高野寛さんもギターを持たずに、パフォーマンスを繰り広げます。
今日は、ツアーとは異なるスペシャル・セッションということで、
幸宏さんの隣にはスティーブ・ジャンセンがスタンバイする特別編成。
そうして数曲が途切れることなく演奏された後、ようやく聴き慣れた
『BLUE MOON BLUE』収録の『IN COLD QUEUE』の演奏が始まりました。
でも、よく考えると、この曲もツアーでは演奏されていないんですよね。
このようにして短めのMCを1度挟んだだけで、
7曲がほぼノンストップで演奏され、
しかも『IN COLD QUEUE』以外はすべて新曲といったプログラム!
いずれの曲も、今回のミュージアム・ツアー用に急遽作った新曲だそうで、
スティーブも、ホテルにカンヅメになって作曲したんだそうです。
演奏そのものはかなり実験的なもので、
本人達も何ができるかを探りながら演奏しているといった様子でした。
そのため、2日前に行われた、せんだいメディアテークでのライブとも、
かなり違った雰囲気の演奏となったようです。
ICCというスペースを選んだ理由が、なんとなくわかった気がします。
そしてメンバー紹介を挟み、ラストの曲は、
ツアーの2曲目で演奏されていた曲(これもアルバム未収録の新曲)。
結局、1曲を除いてすべて新曲、という驚きのプログラムでした!
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…実は、僕はインタラクティブな音楽って結構ニガテで、
しかも、開場前のエビスのイッキ飲みが次第に効いて来て、
途中からしばしウトウト。^^;)
どうせ地べたに座るなら、いっそのこと寝っころがって、
ダラダラしながら聴けたら、もっと気持ちよかったカモねぇ~。
ま、いい音楽はだいたい眠たくなるもんです( ̄w ̄)ぷ
そうは言ってもラストの1曲は、
いかにも幸宏さん!って感じのエレクトロニカで、
これは僕的にもど真ん中のストライクなんですよねぇ~。
ほどよいビートとメロがあって、かなり好きなタイプの曲。
ウトウトしていた僕の目と耳も、爛々と輝き始めました。
僕の中では、メロディーとビートは、
かなり音楽を聴くうえで重要な要素なんだということを、
ここで改めて再認識した次第です。
そんなことを考えているうちに、
この曲が終わると、メンバーは退場。
まあ、アンコールはあまり期待せずに拍手をしていると、
なんと!幸宏さんをはじめ、メンバーが再登場!( ̄□ ̄;)
実際に、幸宏さん曰く『するつもりはなかった』そうなんですが、
仙台でもやらなきゃいけないような雰囲気だったらしく ^^;)
結局、この日も急遽、アンコールをやるようにしたんだそうです。
わ~い。
YT『このメンバーで演るようになって、気持ちよく演奏している曲』
ということで、
CUE
が最後に演奏されて、
この日のパフォーマンスが終了しました。
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いやぁ~、ツアー終了直後のExtraライブ、
しかも1,500円(しかも1ドリンク付)というロー・プライスで、
てっきり30分程度の『ツアー縮小版ライブ』と思っていたんですが、
新曲ばかりで、時間もたっぷり1時間、しかもオープニングから映像まで、
すべてミュージアム・ツアー用に構成を作り直すといった力の入れ具合で、
正直驚きました。
なんかここのところの幸宏さん、非常にアクティブですね!
こりゃ、sonarsound tokyoも断然楽しみになってきますなぁ~(^◇^)
#でも…スタンディングのオールナイト…
#…行ける(耐えられる)かなぁ…無理そうだなぁ…( ̄w ̄)ぷぷぷ
最後に、今回のライブ情報を教えていただいたもれっくすさん、
そして、いろいろとお世話になったみみさん、
ありがとうございました!