口は災いの"素"

音楽テクニカルライター布施雄一郎のポジティブなネガティブ語録/独り言編

CANOPUS

2006-10-11 16:07:34 | 取材

3時就寝、9時起床。

13時から高井戸に、
こだわりのドラムショップとして人気の『カノウプス』さんへ。

工場見学をさせていただきつつ、
HIGH and MIGHTY COLORのドラマーSASSYさんと
カノウプス企画開発室長の鈴木隆司さんとの対談を取材させていただきました。


   *****


僕が最初にカノウプスを知ったのは、確か1998年か99年。

99年にVMOのライブをやった時に知り合った幸宏ドラムフリークの方が、
カノウプスでスリンガーランドのビンテージ・スネアなどを購入しているとのことで、
その方に連れて行っていただいて、遊びに行ったことがあります。

当時は、お店は下高井戸にあって、
まだかなりマニアックな『知る人ぞ知る』ブランドでした。

それが2000年を過ぎたあたりから、
特に若手のバンドで多く目にするようになり、
今やドラマーの人気ブランドのひとつと言ってよいでしょう。


僕自身、ドラムの工場というのは初体験。
はぁ~、こんなに細かい手作業で作られているんだ、驚きました。
まさに職人ですね。

しかも、ヘッドの種類はシェルの素材、サイズだけでなく、
シェルのエッジを削る角度や、フープ(いわゆるリム)やラグなど、

本当に細かい部品ひとつひとつによって、
スネアのサウンドが作られているという『当たり前』のことを再認識し、
まさに目から鱗が落ちる思いでした。

加えて、SASSYさんのプレーヤーサイドとしてのスネアへのこだわり、
そして、カノウプスの作り手としてのこだわりを聞くことができました。


   *****


6~7年前にカノウプスに初めて行ったときにも感じたのですが、
スネアにもギターと同じマニアックな世界があるんですね~。

ギタリストがボディー材、ネック、ペグ、ピックアップなんかにこだわるように、
ドラマーがシェル材、フープ、ラグ、スナッピーを取り付けるコードにまでこだわる。


   奥が深いです。


この記事は、今月27日発売のGiGSに掲載予定です。