口は災いの"素"

音楽テクニカルライター布施雄一郎のポジティブなネガティブ語録/独り言編

How?

2008-06-08 03:42:43 | YMO &more

昨夜は、21時過ぎに自宅に帰宅し、
軽くひとり打ち上げ。いや、軽くではなかったかも。

4時就寝、10時起床。
昼過ぎに、少々お昼寝。

17時30分に、少々緊張しながら赤坂へ。

地下鉄赤坂駅付近が『akasaka Sacas』になってから、
僕は今日が、ほとんど初の赤坂行き。何か、赤坂じゃないみたい。

で、向かう先は、この春に溜池からこの赤坂に引っ越してきた
EMIミュージック・ジャパン。

ビルのセキュリティーがめちゃくちゃ厳しく、
取材場所にたどり着くまで、5~6箇所の関所がありました( ̄w ̄)ぷ

そんないくつかの関門を突破した末にたどり着いたエレベーター・ホールで、
本日取材させていただく高野寛さんとバッタリ一緒になり、ご挨拶。

『あ、お久しぶりです』と言っていただけて、超感動。

ちょうど1年前、別メディアで高野寛さんに取材させていただいたことを
覚えていてくれたようで、舞い上がりつつも、気が引き締まる想い。

そう、3日前に急遽ブッキングができた取材というのが、
今日の高野寛さんへのインタビューだったわけです。

ということで、7/2にリリースされる『floating pupa』について、
高野寛さんに、たっぷりとお話を伺いました。


   *****


とても楽しそうにpupaのレコーディングの様子を
語ってくれたのが、非常に印象的でした。

そんな中、音楽をクリエイトするうえでのこだわりを
真剣な表情で話してくれる高野寛さん。

個性豊かなメンバーの数だけの『楽しさ』と『こだわり』、
そしてそれらがメタモルフォーゼされて紡ぎ出されたサウンドが
『floating pupa』には詰まっています。

この記事は、7/9発売のサウンドデザイナー誌に掲載予定です。


debut album 『floating pupa』
2008.07.02 in store  
TOCT-26573 ¥3,000-(tax in) 
including 15 tracks


   *****


これまでの取材でも、何度か感じたことがあるのですが、
『2回目の取材』というのは、非常に緊張するもんです。

もちろん、取材相手の方と初めてお会いするときはいつも、
しかも、自分が常日頃リスペクトしている方ならば、なおさらのこと、
汗びっしょりになるくらい、めちゃくちゃ緊張しますが、
『2回目』の緊張感は、ちょっと種類が違うんです。


   『2回目』は、自分が試される時。


そんな感じがするんです。

初めてお会いする時は、単純に嬉しくて舞い上がって、
ミーハー的にハッピーハッピー!だけでも終われるんですが、
『2回目』は、そうはいかない。

過去にも『2回目』で、
自分の力の無さに打ちひしがれたことが、何度かありました。

そういう意味で、今日は『喜び』よりも、
『ホッとした』というのが、正直な心境です。

ま、これもひとつの『喜び』であって、
とても『幸せ』なことではあるんでしょうけど。


夜、三谷幸喜さんがテレビに出てて、


   『人と接することなく一人で出来る仕事だと思って脚本家になった』


というような内容のことを言ってました。


   『あ、なんだ。一緒じゃん。』


そう思うと、何だか不思議な気分に。

別にそれで勇気が湧いたわけでもないし、元気付けられたわけでもないし、
でも、『あ~、そうなんだ』と思えたことは、結構、大きなことで。

いやぁ~、今日は本当にいろいろと、
自分でもうまく気持ちの整理がつかない、何とも言えない不思議な1日でした。

でも、とても貴重な1日であったことは、間違いありません。