“眠れない”中学2年生・夜守コウは、初めて夜に誰にも言わずに外に出た。昼間とは異なる雰囲気の町中を歩いていると、フードをかぶった年齢性別不詳の人物に声をかけられた。それが吸血鬼・七草ナズナとの出会いだった。
『眠れないんじゃないか?少年』
『アタシが君を助けてやろう。人はなぜ夜更かしをすると思う?見たい番組がある?やりたいことがある?明日への不安?』
『それらは全て1つの原因に収束する。今日という日に満足していないからだ』
自由奔放に夜を過ごす吸血鬼に惹かれ、少年も吸血鬼になりたいと思った。
これは少年が吸血鬼に恋をするための物語り___
『君が吸血鬼にならない理由…いや人が吸血鬼になる方法…』
『人が吸血鬼に恋をすることだ』
『つまりだな吸血鬼に惚れた人間がその吸血鬼に血を吸われると晴れて眷属になるということだ』
<人は吸血鬼に恋をしてその吸血鬼に血を吸わせて初めて吸血鬼になる。逆にいえば何とも思ってない相手にならいくら吸われても人間のまま変わらない>
<だから僕はこの人に恋をしなきゃならない。これは僕が吸血鬼に恋をするための物語だ>
舞台となる街の景色は、その殆どが夜。ドタバタ感や凹凸の少ないストーリー展開だけど何故か、妙に見入ってしまう安定感のあるアニメだと思います。
驚異の登場人物の少なさも、物語りも中盤に入り、登場人物(吸血鬼?)も増えてきそうですね。
人生に疲れた人、ちょっぴり孤独を感じている人。このアニメを観ながら、真夏の夜の時間を過ごすのも良いかも知れませんよ。
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