8月16日は京都・五山の送り火の日。今年は3年ぶりに全点火をするとのこと。そして自分は幸運にも仕事がお休み。アニメ「であいもん」を見た影響もあるのですが、今年は自分も護摩木を奉納して焚き上げていただこうと思いました。
アニメ放送では第5話「おしよらいさん」のBパートで、送り火のお話が視聴できます。荘厳で壮観な京都の伝統行事。リアルのお参りとアニメの追体験を兼ねて、頑張って行ってきました。
自宅を出た途端に通り雨。バッグに忍ばせていた折りたたみ傘が早速、役立ったのですが、今日一日、これを持ち歩かないといけないのだと思うと少し気分はブルーです。しかも湿度が半端ない。街の景色も見たいので、8時20分頃に到着した出町柳から銀閣寺前まで歩くのですがそれだけでもぅ、汗だくです。
哲学の道は何度か歩いた事はあるのですが、もぅ何年も前のこと。銀閣寺参道って、こんなにお店が並んでいたのですね。(結局、ロケハン撮影はこちらの4カットのみとなりました)
護摩木の受付場所は、今回は変更されているようです。付近も少し探してみたのですが残念ながら、アニメに登場する背景は見つけられませんでした。
しかし!人が多いです。テントで願い事を書く場所も、アニメのようなゆったり感は無いですね。
お盆で実家に戻ってこられたおしょらいさんがあの世に帰る際に迷わないように焚き上げられる送り火。微力ながら、京都アニメーション第1スタジオの事件で亡くなられた方々への道標となる事を願って今回、奉納させていただきました。(ま、それもこれも自己満足以外の何物でもないのですけどね)
少し小腹の空いた戻り道。「すみつコくらし」のカステラも美味しそうだったのですが、自分はその隣のコロッケ屋さんでハムカツチーズコロッケと手ごねコロッケを注文。哲学の道のベンチに腰掛け、熱々をいただきました。
そして、自分は次に訪ねたのが御菓子司「緑菴」さん。
叡山電鉄のコラボ企画にもその訪問先に名を連ねる緑菴さんとは___
決して広くはない店内のガラスケースには季節のお菓子が並びます。今回、自分が購入したのは「送り火」と「水羊羹」、そして定番の干菓子「みどり」。「送り火」は半透明の葛餅の中に「大」の文字が透けて見えます。今日この時、これを買わない手はないですよね。
因みにお店の方にお伺いしたのですが、「であいもん」との繋がりは原作者浅野りん先生が漫画を書き始めた際に取材で訪れたのが始まりだそう。なので、テレビアニメ制作とは直接的な関係は無いとの事でした。丁寧な応対と店内撮影にも快く応じて頂き、有難うございました。
そして、自分は蒸し暑さが半端ない京都の夏をまだまだ、実感し続けます___
「おしょらいさん」とは先祖のみたまのこと。「お精霊さん」と書く。お盆には各地でさまざまな盆行事が行なわれるが、京都の8月は「精霊月」として、先祖や死霊の供養が行なわれる。おしょらいさんは、この間の盂蘭盆会(うらぼんえ)や地蔵盆などといった行事や風習を表す名称として使われることもある。
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