暑い!暑い!
ジットリと汗ばむこの季節。毎年の事とは解っているけれど、体が普段以上に重く感じてしまいます。出掛ける事も億劫になりそうだけど、それでも出掛けずには居られない。そこには「かるた」に青春を賭けた高校生たちのリアルの熱い闘いが観れるから。
エアコンの効いた屋内だけど、その空間には___
熱い!熱い!
観ているだけでも握る手がジットリと汗ばんでしまう、静寂の後に一瞬の畳を叩く音。それは瞬きも許されないほどに…
夏休みに入ったばかりの7月20日。今年も自分は訪ねて来ました。「小倉百人一首競技かるた 第46回全国高等学校選手権大会」(団体戦)が繰り広げられる近江神宮・近江勧学館へ。
高校野球もサッカーも高校生たちのスポーツは確かに熱いです。そしてこの「かるた選手権」も間違いなく、熱いのです。しかし、観戦する距離感は断然、「かるた」の方が近いのです。付け加えるなら、この競技は体育会系ではなく、文科系競技。なのに優勝まで6試合、朝から日没まで戦い抜く体力と精神力が求められる競技なのです。更に!勝っても負けても、チーム5人の試合が終わるまで喜びも悔しさも堪えなければいけない、この理不尽さ。必死で涙を忍ばす姿は、ドラマやアニメでは表現できないでしょうね。
そう。ここにはアニメ「ちやはふる」以上のリアルな物語りがあるのです。
彼らの振り払うかるたが自分の膝元まで飛んできた、その瞬間を味わってしまうと、毎年のように観戦したくなる。
因みに、翌日には個人戦も執り行われ、同じように6試合程度を戦いきらないといけません。体力、気力、集中力や記憶力、それらすべてが求められる競技なのです。
今年は久々に最前列に腰を下ろして観戦できるタイミングが有り、3回戦の中津南高等学校(大分県)VS茨木高等学校(大阪府)の試合を観戦させて頂きました。
「かるた」の何たるやも知らない自分ですが、実力伯仲、白熱した試合展開だった事は伺い知れます。
しばし、時間も忘れてリアル千早たちの雄姿に感動しぱなしの自分です。
体育会系文化部としては、吹奏楽の「響け!ユーフォニアム」と共通するところがあるのかも知れませんね。
来年も是非、観戦させて頂きたいと思う自分です。
この暑いさなか、スポンサーの好意で我々観戦者にまでもポカリスェットが無償提供されるのは実に嬉しいことです。
お土産に人気の「百人一首さぶれ」は今年は2箱、購入。職場にばら撒いてきました。
「ちはやふる」の新デザインクリアファイルも購入。
大会記念Tシャツは、今年はターコイズブルー。色合いも気に入りました。
交流ノート「机くんノート」も気合の入った言葉が並びます。
また来年。毎年のように世代交代する高校生たちの、リアル千早たちの熱い闘いを観戦したいと願う自分です。
さ「これがウワサの…」
美「はい、ウワサの?」
さ「百人一首です。たくさんあります」
美「たくさんって…百首あるんですよ。さっちゃんはもぅ少し勉強が必要」
さ「いいモン!わたしにはみっちゃんがいるモン」 美「はいはい」
美「どれも素敵な句ばかりですね」
美「八番札には後に六歌仙と呼ばれる内のひとり、喜撰法師の句があります」
美「宇治、喜撰橋の名の由来となったとされる歌人でもあります」
さ「ハッ!みっちゃん、吹部辞めてかるた部創設?」
美「しませんよ。そんなこと」
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