machaの浅学妄想

今、感じたことや想うことを書いておく。

竣工

2011-07-09 | Weblog
昨日、竣工引渡しのセレモニーを行い、取扱説明も完了して数十本入った鍵箱も渡した。
工事終盤はコンスキーと言って本来の鍵を差すまで使える鍵で建物に出入りする。

今回の工事はかつてないほど工期が短くて一ヶ月前には完成できるかどうかも分からなかった。
工程表は間に合うように書いたが、提出して後悔したほどだ。

工程表を出してやらざるをえないと覚悟すると、不思議なことに工期を心配して人手を出してくれる業者が現われたり、機械設備会社の強力な機動力と自社の土木部門の協力があって奇跡的に工期内で完成できた。

工事中に取り付けた材料が何かの原因で壊れてしまうことがある。そのまま次々と工程が進み仕上がってから見つけることがあるが、仕上がってからの手直しは時間も費用もかかる。責任を追及しても誰も自分がやったと手を上げない。今回は朝礼で工事で何かを壊しても責任を問わないから、見つけたらすぐに教えてくれと言った。甘い事を言ってしまったと後悔もしたが、結果的にはこれが良かったようだ。

下請けとも良い雰囲気の中で工事を完成することが出来たと思っている。
やったという実感はない。出来上がってしまったという感じ。
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