建築現場のように他業種の人々が集まってひとつのプロジェクト(事業)をなそうとするとき、それぞれの業種が勝手に自分の都合で働いていては全体の利益を損なってしまう。
それぞれの業種が全体の指揮者の支持と全体の目的を知って、ほんの少し譲歩することで時間と空間をやりくりしながら全体の利益を上げ、結果的に各業者の利益につながってゆく。
道路の車の運転においても、ほんの少しアクセルを緩めるか、少なくても踏み込まないだけで、安全でスムースで効率的で全体の時間を節約し燃料を無駄にしない交通スタイルができる。
日常生活で全体の利益を引き上げることのために各自が努め、結果として社会が豊かになり自分も豊かになる生き方は、どんな宗教活動よりも崇高だと思う。