まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

助からない人

2023-07-01 | 受け止め方
妻は長年ケアマネージャーの仕事に携わってきたこともあって
さまざまな人から頼りにされる。

先日もうつの方からの相談で、しんどいしんどいと言いながら
仕事を辞めたいという相談を受けた。
その方は通院先で診断書を書いてもらって何度も休職もされており、
休職中は分からないが、再び職場復帰するたびにまた
しんどいしんどいと言いながら仕事を辞めたいと訴える。
休職中はその人の仕事が無くなるわけではなく
他の人にしわ寄せがかかっているのだから
そんな状況で休職を繰り返すことは私なら
はばかると感じてしまうが、そういう人は他人への気遣いはない。
そこまで言うならいっそ退職してみれば?と背中を押してみるが
なにかと言い訳をしては同じことを繰り返して
妻に愚痴を聞いてもらいながら、何も変わらない。

また別の方は要介護の車いす生活の方で、入浴が出来ないという相談があり、
週1回の入浴サービスを紹介するが、いろいろと都合がつかないと言って
入浴サービスには踏み切れない。
また介護者の負担を減らし、自己でも多少身動きが出来そうな福祉用具を紹介してほしい
という相談があり、心安い福祉用具業者に無償でお願いして商品を紹介しても
自分の担当しているケアマネージャーに話が出来ないと言って断られる。

あなたが助けてほしいと相談するから、
あれこれと思い悩んで親しい方の協力を得て進めているのに
本人が踏み切らないから何も変わらない。


そもそも妻はそういう人間関係に疲れ果てて、仕事を退職したのに
その上から更なる負担をかけておきながら、また落ち込ませてしまう。


そんなお人好しなところが妻のいい所なのだが、
自らを変えようとしない人には、助けようがない。
それは妻が悪いのでは決してなく、自ら助からない人っているもんだと思う。