まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

助からない人③

2023-07-03 | 反省
先日電車に乗っていると、杖のついた足の不自由な若者が乗ってきた。
電車は満員でその若者は、私の隣で立っていた。
どうやら彼氏と二人で遊びに行くようである。
やがて電車が出発し、電車が揺れると
彼女は足元が振らついて私は足を踏んだ。
ああ痛い!という思いで驚いたが
彼女は特段詫びる素振りを見せることもなく、ダンマリを決めている。
どんな育ちをしてきたんだ!と腹も立ったが
まあ足に障がいがあることで足の感覚が乏しくて気が付かないこともあるかもしれない。
そう思うと、声をあらがえることもせず見守った。

するとその姿を見ていた乗客の高齢男性が、座っている乗客に声を掛けて、
「その女性を座らせてあげて」とお願いした。
座っていた乗客は拒むこともなく聞き入れて、立ち上がったが
杖のついた女性は座席に座ることを拒否された。
たしかに本人の意思を無視して席を譲らせた男性の行動が正しい訳ではないし、
障がいがあるというだけで席を譲られて当然という訳ではないが、
足元がが安定せず他人に迷惑を掛けるくらいなら
「ありがとうございます」と言って座らせてもらえばいいんだが、
自己中心的でわがままな人だなあと感じた。
結局、席を譲った人も元の席に戻れず、声を掛けた高齢男性が座っていた。
どういう人生を生きてこられたのかは分からないが、
自分の尻くらいは自分で拭けて、他人の好意を素直に受けられる
「ごめんなさい」と「ありがとう」の言える自分でありたい。