まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

法律には触れないけれど

2023-07-16 | 受け止め方
昨今のAI技術の発展には目覚ましいものがある。
とりわけチャットGPTなどのような生成AIが
単に進化しているだけでなく、身近に使えるようになり
子どもの頃の夢のツールが現実化している。

私たちのような世代が子どもの頃のコンピューターと言えば
科学特捜隊(ウルトラマンの地球防衛軍)のような
壁一面のコンピューターで、データの受け取りには
幅5cmほどの紙のロールに、
プツプツとパンチで穴を開けたようなものが出てきたのを
隊員が日本語訳して読んでいる。
駄菓子屋ではそれに似せたような穴の開いた紙テープが売られてて
私もよく購入したものだ。

ネットニュースで知ったんだが
「AIいじめ」という行為があるという。
わざと答えられない質問をしてみたり、
誤った回答を教えてみたり、
誤った回答をした時に罵倒してみたりするという。
また「犯罪をするためのアドバイス」をもらったり
中にはAIと交際をし、結婚した人までいるという。
過去にはメタバースによる仮想空間で
レイプ行為が問題視されたこともあるが
AIという人工知能に対して人間という
(今のところ)強い立場を利用した問題行動は
(現在の)法律的には問題がなくても
倫理的に問題がない訳がない。
たしかに心に悩みを抱える者は少なくなくても
自分より弱い立場に当たっていい訳がなく、
たとえSFのように将来的にAIからの復讐がなくても
加害行為がエスカレートして現実社会に及ぶ危険性が高くなる。
言わば動物虐待がエスカレートして殺人に及ぶようなものである。

そこまで過激でなくても、スマホを扱えることが
昔の「読み書きそろばん」と言われたように
生きていく上の最低限のスキルのように考えられるようになったが
老人に優しくないスマホ社会もまた
法律には触れない弱者に配慮出来ない社会問題でもあり、
産業発展に伴う弱者いじめが問題に思う。