まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

他人の批判

2023-07-29 | 考え方
ネットでよく「切り取り」が問題視される。
誰かが言った話のごく一部だけを切り取ってクローズアップされ
そのことに批判が集まり、炎上していることも多い。
しかし全文をきちんと読み直したり、聞き直したりすると
そういう意図で言ってなかった本心を理解すると
むしろ賛同できるような話も多い。

私もかつて松本サリン事件の被害者の方が
あたかも犯人のような報道に踊らされて
「犯人に間違いない」と言っていたことがある。
たまたまその方の講演を手話通訳する機会があり
質疑応答の時間に挙手される方がなかったため、
壇上から挙手をして被害者の方に謝罪をしたことがある。
それ以来マスコミの情報を鵜呑みにしないように心掛けているが
うっかり忘れてしまうこともある。

昨日書いた「とりあえずやってみる」もそうだが
正しくても間違っていたにしても
最初に口火を切った人はそれなりに評価されるべきだと考えている。
その発言を批判するのは、あくまでもその発言というたたき台があってのことで
あくまでも二番煎じであり、だからこそコメンテーターのような
もっともらしい意見が言えるのである。
言わば本当のスターがいるからこそ、その物まねが売れるようなものだ。
商品でも三番手、四番手に発売した物が使いやすくなってくる。
あまりな時代錯誤の発言や行動は宜しくないが
最初に発表した人はあまり評価されない社会は間違っている。
歴史を作ったその人が素晴らしいと思うし、尊敬したいと思う。