ここを春野27番地とする。
ムシマルの野性は天元突破していた。
18時頃電話する。
「すいませんテイクアウトってできますか?」
「早い者勝ちでね、今からだといちばん最後になってしまうよ」
早い人は、昼とかおやつの時間にはもう予約されてるらしい。
20時くらいならなんとかできそうということで行く。
夜の中へ。
3つ購入からの帰宅!
ツインサテライトキャノンみたいなダブルスタイル観音開き。
テイクアウトのプラケースの話だ。
珍しい閉じ方だな、って思っていました。
【豚玉】
おひとつ300円とかの化け物級に安い価格。特別セールのときでした。今は700円とかだと思います。
大阪風の焼き。
おお、キャベツざくざく。
食感がとりどり、っていうのは世界に誇れる美点でした。
フィジカルに優れて鍛錬を怠らないタイプの、ジョースター家でいうとジョナサンみたいなタイプ。
シンプルに箸が進む。
あ、タマゴ感部分がふやふやで、ムシマルは不夜城の残党になりそうでした。
量が多い。
300円キャンペーンだからと、サイズもそれなりのスケールダウンで提供かと思ったら、倍値段で食べられるお好み焼きそのままどだんと。
コロナ禍での特別キャンペーンでしたので、ムシマルはこれを得たことを秘密にしていた。
加えて、買いに行ったこと自体を半年以上黙っていました。
すまぬ・・・・言葉だけのことになってしまうが、すまぬ。
すまぬ、クラスのみんなには内緒だよ、許されよ。ムシマルの罪を許されよ。
戴冠式の頃でしたね、あれは、忘れもしない友人が戴冠式に失敗したころ---------。
生地自体はほんのりと小麦粉の焼けた香ばしさと甘み。
ソースは控えめな、まろやかみ感じる。まろやみ。
お好み焼き、っていうのもそうだけれど粉もん食べてるぜーという満足感を持ちます。
まるでパイプ・オルガンが歌う歌みたいに伸びやかに天に上りつつあるのです。
ネギが入っていて、カツ節との後味相性がよい。
ネギよかった、ずぶずぶとのめり込んでいかせるようなお味。
ふわっとしていて、ジャンプ後の着地うまそうと変な感想を持った。
【味噌焼きそば】
これも300円(スペシャル価格で)。はみ出しまくりだぜ。
ダブルな理由は、蓋できないからなんだなシングルでは。
テイクアウトしたときに、(多分今日最後の客だから)色々つけといたよ、みたいに言っていただいていた。
特別セールに加えて出血大サービス。
なんで現場に血が流れるかというと、おいしいものを残したくないからなんですねこの出血。
焼きそばの具はキャベツ、ゴマ、モヤシ、:ネギ、いか紅ショウガ。
ずるずる。
味噌!
ソース焼きそば、塩焼きそばといった味した焼きそばはあるけれど、「味噌焼きそば」って初めて?
そして意外に上品にまとまっている、少なくとも味噌が独走するような、ヤァ!ヤァ!と絶叫芝居するような、そういう無理やりさはない。自然な味。
もうちょい濃いめな方が、お酒は進むが、これはこれで上々の仕上がり。
二人前以上ある。ダブルだ。
恐れはない、ないが、
スタッフさんの「今日最後のお客さんなんで、残りの具材たっぷり入れちゃいました」優しさが恐ろしい。
持ち帰ったときの袋も重かった。
惑星ベジータの重力下くらい❗
偉大な味噌焼きそば、自らの重い勝利を背負って立つ勝利者味噌焼きそば。
ぞるっるるるるぞぞ。
うまし!うまし!ムシマルの胃袋がガトリングのように回りだす、紅ショウガの長さがムシマルの着火への導火線です。
【スジ焼き】
スジ焼きは、ヤンガーブラザーが食べて「むっちゃご飯が進む!」と衝撃を受けていました、衝撃のアルベルトみ。
肉がもう、旨み神に張り付いて一定期間経過して付喪神的クラスアップしたアルミホイルの芯みたいだ‥‥‥。誉め言葉なのかどうかもわからなくなってきました。
これが、はるの27番地さん第2の心臓かも!第4の胃袋かも。
すごい・・・・とにかく強い・・・・語彙がみなひれ伏す…
これもネギが、くびれのように効果的。
ひとかみ毎に食欲を現像するような脅威。
これなら肉エキスこぼれるかもリスクをおしても、また得たいと思う。
おいしい、一晩では食べきれず翌日も食べていた。
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