ムシマルは最初からその店を知っていた。無意識に。
広島の街をふらり、ふらり。
メイン目的はあれなんですよ、
アイロンみたいなスチーマー買いたいなーと思って、その事前準備にエディオンに行ったのです。
エディオン=広島でよく見かける電気屋さん。高知にはないと思われる。
ほほう、二機種くらい良さそうなものがあった。
ということでムシマルおつかい準備終わり。
帰りにちらっと。
どこかに寄ろうかなと。
お寿司屋さん、お寿司屋さんの気分ではない。
うーん、オシャレバル、お好み焼き屋さん、鉄板焼き屋さん、中華。
む、なんか普通の居酒屋さんみたいなところがいいなと思ったんであるが、
意外とそういうところないな。
あった、けれど高級そう。
うう、ぶっちゃけムシマルは広島の街にけっこうおじている。
おじたー!(怯えた、怖いみたいなニュアンス)
さあ、そんな高知方言などを交えつつ、
む、屋台。
見ると呉の屋台からなんだかんだでこんな感じになったお店スタイルらしい。
店の入りは高級そうだけれど、元屋台なら、そんなに値も張らないのかな。
あ、イタリアンバル屋台だったところ?ふーむ珍しい。
そういう心、計算をムシマルはぶつける。
それに、なんか、聞いたことがあるような、どこか心に引っかかっている。
3階、なんだ。
三ッ星屋台 大手町店
〒730-0051 広島市中区大手町1-4-31 NANAROKUビル3F(すし亭の3階です)
TEL: 082-247-1633
17:30OPEN ~ 24:00 CLOSE( LO 23:30 )
※日曜、祝日、祭日は13:00から23:00
定休日:無し
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入店。お店の人が迎えてくれる。
若いのに気がつくね。
カウンター。店内は大人ムード。
ビールは1コイン。まずビール。
さて何を頼むか。
ああ、今思えば燻製ポテトサラダって、非常に魅惑的。蠱惑的といってもいいくらい怖くなる。
しかし、メニューを見ると(ああ面白グルメブロガーならこれを頼まなきゃ)というものが。
燻製ポテトサラダ。
広島って、燻製系のお料理多いように感じる。気のせいだろうか?
そして、ここの名物らしい料理を注文。
(なんか、スムーズに注文できたな?)
デジャヴだろうか、吸い寄せられるようにうまくいった。
やがて来る。そして僕は思い出す。
この森のような景色。
ムシマルはブロッコリには格別の思いがあるようなないような。
『ブッコロリは凝縮された森』
誰かがネットで言っていた。
ムシマルの目の前でお店の人がソースというか油というかをこの巨大ブロッコリにかける。
ジャザバーーー!と熱にうだる音が聞こえてくる。
供される。
このフォルム。
「この樹なんの樹気になる樹」の樹みたいだな、と思ったところでムシマルは以前にこういう感想をどこか別のところで抱いたことを思い出す。
そうだ!!後輩KさんのSNSで見たのだった。
ムシマルは良店を見つけた見出したつもりが、そこは既に後輩Kさんが4千年前に到達したところ!
(烈海王みたいに言ってしまった)
どうあれ、ムシマルはこのブロッコリと向き合わなくっちゃ。
向き合ったら、気づく。
どうすればいいんだ。
「ナイフとフォークでお切りください」みたいな指示をいただいた。
ブロッコリ、入刀。
これがムシマルの初めての共同作業です(巨大ブロッコリとの)。
ほぼ初めて、ブロッコリを切る作業。意外にも大きな抵抗。
それからの刃が通った時の屈服した感触。
あれ、いい感じの写真が撮れない。
...
食感に、茎?みたいな歯ごたえのある部分と房のようなブツブツつぶつぶした部分、両方とも楽しめる。
野菜、っていうんじゃなくて塩気のある変な新しい主食のようにいただける。
お店の方が、この料理のソースにパンをつけて食べるのがおススメですというようなアドバイス。
パン、200円くらいでいけるのか。商売上手だね、購入。
ブロッコリには唐辛子やらガーリックやらがかかっており、確かにパンに合う。
お腹、結構これだけで張ってしまうかも。
しかしブロッコリで全身を満足させられるかというとそうでもないかなー。
そういう意味ではパン、バケットは優秀。
バケットが5切れか6切れ、そのひと切れを余らせてブロッコリ完食。
頼んでいたもう一品がしばらくしてくる。
きれいだな。まるで戦艦ヤマトのようだ、全然違う。違いますね。違うぞおらー!
ふわとろ卵ライス780円。
『卵かけごはんの外側がオムレツになったとお考え下さい』みたいな表記。
いや、なんかその表現がムシマルの拙い想像を絶していたのだ。
ふふん、要はオムライスだろう?みたいな気持ちだった。
そんな気持ちのまま、ムシマルは入刀入フォーク。
あれ、オムライスじゃない。
通常オムライスのようにライス的な何かカタマリを卵が包むという作法ではない。
どちらかというとオムレツの具におコメ粒。
(不思議だ、米不思議だ。)
ぱくぱく。
その頃にムシマルの頼んでいたお酒がくる。
イタリアンなバルなら、ワインだという単純な考え。
至らないアンなムシマルにとっても、シンプルイズベスト。
ワインを口に含みながら、
物思いにふける。
このワインはお店の人に、
「ワインを、グラス500円で、赤で」と適当に頼んだのだ。
なんかイタリアのなんちゃらですと気のよさそうな店員さんが紹介してくれた。
しかしあんまり覚えられないというか覚えるつもりもない。
しまった、
(なんか、このオムレツ、和風だ・・・・・・)
和風あんかけなんですよ、そして海苔。
もう気持ちが、ぶれる。故郷のジャポンに郷愁がうつる。
美味しいけれど、もう一品ワイン用に別食べ物を頼んでしまう。
これは違った、なんかあっさりと落ち着いて終わるとき用にいい感じのものだった。
完食、しかしワインが残っている。
そのための別品メニューです。
500円ワンコインメニュー黒板欄の中から、『黒ビールで煮込んだ角煮』を発注。
角煮が2片。
ぐ、おううう。
ムシマルは牛すじ煮込みも好きだけど、角煮も大好き。
高知では角煮好きで売っていたかというと、そうではないんだけれど。
わーい。がぶ。
ああ、欲しがっていた濃厚さ。
この角煮を、額縁に飾ってしまいたい。
ビールの持つ何とかなのか、味付けなのか、甘みが強い。
最後に残ったパンに乗っけてみる。
最大限に汁が出るゴムまりとすぐ崩れる白亜の城で受け止めたかのような、
全然違うようなそんなお味。
完食。
ワインおかわりいかれますか?いや、水を。
そんな会話を果たし、お会計3,500円くらい。
うむ、なんかいい気分になった。
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三ツ星デザートみたいなんもおいしそう。