ちょっと迷って、やっと看板にたどり着く。
「必殺!」 って書いてあるよ、殺されてしまうのか。
牛が?それともムシマルが?
ホルモン焼き ゴーダキングというお店に入店。
看板が何やら刺激的。
こちらのお店は、ムシマルが『新久千映のまんぷく広島』というマンガを読み、
そのマンガで紹介されていて気になっての入店。
必殺!ホルモン焼ゴーダキング
電話:050-5590-1034 (予約専用番号)
:082-249-3112 (お問い合わせ専用番号)
時間:18:00~翌6:00
住所:広島市中区西平塚町4-26
店内。
いきなりの内装。
「牛の愛かみしめて肉喰らえよ」
と大きな字で書かれている。
・・・・・・・・店内のすごい内装といい、
看板のちょっと強面キャラといい、
何も知らなければ確実におじてしまうような店舗。
しかしここのあれはすごくすげえそうな。
では注文。
ビールとー、
プリプリホルモン790円とヤサキ590円と、
そして
絶品ご当地B級グルメで全国第一位に輝いた
『ホルモンバーグ』880円を注文。
あ、あと生ビール。あと白ご飯もください!
さて、これでもうムシマルが今回語る物語は起承転結の承まで行った。
あとは転転転々転転!
転がっていくだけのお話。
これはムシマルが転がっていくお話。
焼肉屋さんには珍しく、マンガが置いてある。
『北斗の拳』やら『賭博覇王伝 零(カイジを描いた人のギャンブル漫画)』があり、読んでいる。
面白いなー。
100枚ポーカーを読んでいる。
ホルモンが来る。
あ、こういうサイズか。
けっこうでかい。サツマイモと比べても遜色ないサイズ。
このまま焼けばいいのか?
疑問に店員さんが説明してくれる。
店員さんは、赤いシャツにゴーダキングと書かれている茶髪レディー。
「こちらのホルモンを焼いてください」
「焼けたらハサミでチョキチョキして食べやすいサイズに切ってください」
「火事に気を付けてください、油がすごいです」
端的ではあるが、そんな説明。
ではご飯も来たし、
長く楽しむために一枚?一本?数の呼称がわからないがお肉一つずつ焼いていこう。
ああ、だんだん油が滴ってくる。
だんだん炎と本能がさかってくる。
なんだかぐにゃりとした物体、すなわちホルモンがだんだん焼けていく。
食べごろではないか、それ、ちょっきんだ。
一個体から、一口サイズであれば6つや8つくらいにはチョキチョキできる。
うはは。微苦笑が漏れる。
ホルモン、受け皿としての白ごはん。ビール。
もう役満ではないか、ロイヤルストレートフラッシュクラスだ。
ホルモン好きなんです隠していましたが実は。
家族はあんまりホルモン好きがいなくて、「一族の中からホルモン派が出ただと!?」って言われる日々。
誇張が激しいけれど途中までは嘘ではない。
いただきます。
ぐにゅるり。にゅんにゅん。
僕は唇をふいた。
ぬぐってもぬぐっても、ホルモンの感触が消えてくれない。
だけど困ったことに不快じゃなくて。
というか美味しかった。
ヤサキが来る。
矢先のことを何も知らないのに頼んでみた。
今ネットで調べたところを見ると、
え!心臓なのか。ハートとかココロって言われる部位の別称。
淡泊だけれどどこか粘るような味わい。
塩でいただくと滋味が出てぎゅっとする。
ムシマルは食べる。
ムシマルは焼いて焼いて焼いて食べている。
白ご飯足りないかもなー。
とりあえず、お肉群を半壊状態に。
これは軍事的に言うと総崩れといっても過言ではない。
ムシマルは容赦しない。
ムシマルには慈悲がない。
ムシマルは食欲だけ。
ムシマルは肉欲だけ。
頼んでおいたものが来る。
ホルモンバーグが現れた!
これは、見た目だけでわかる。
少なくとも旨いだろう。
もっと言えば、ジャンクな旨さだろう。
鉄鍋の中で油が跳ねる踊る歌う。
ナイフもフォークもない。
ということはお箸でいただけるのか。
ずびし。
箸でつまむ。
なんだか普通のハンバーグより白い。
一般的ハンバーグよりどこかつぶつぶ。
つくねっぽい?
食べるぞ、食べるぞ。
今、箸を口に運ぶところだ。
今、迎える口を開いたところだ。
ぱく。
ひゃー、女殺し油地獄だね、言葉の意味はよくわからないけれど。
これはすごい。
極旨の土砂崩れというか、
舗装されていない肉ストリートというか。
食べたときに波がある歯ごたえ。
ぎっちょむぎっちょむ食べ音がするよう。
ホルモンが丸ごと入っているらしい。
ネギ塩の香り、こんなにシンプルに香ばしいのか。
やっべうっめ。
柔らかい、肉汁こぼれる、弾力ある、歯ごたえあるがランダムに襲ってくる。
ハイボールを頼んでしまう。
ああ、白ご飯のお替りのほうが良かっただろうか?
肉汁に絡まれそうになるあの瞬間に、白ご飯を混ぜたら大した結果になったと思う。
ホルモンバーグを食べ尽してしまう。
ムシマル、炭水化物に未練が残っていた。
(あそこはやっぱり白米だったかな、ホルモンバーグの登場シーンに花束のように白いご飯を添えればよかった)
それはムシマルに、ラーメンを注文させてしまう。
辛そうな真っ赤なラーメンと、ホルモンラーメンの2種があって悩んだ挙句にホルモンラーメンを注文する。
来る。880円。
あれあれ、ずいぶんジャンクな感じのラーメン。
でも意外と色は淡い気もする、パステル。
キャベツにニラに、ホルモン。
あと具材かーってほどにコショウが振られている。
ずるぅぅずっず。
豪快な焼肉屋さんに似合わないやや細麺。
よく絡む。
スープがうまい。耽溺しそう。
ホルモンの時間が始まった。
だけどもう困らない。
ホルモンの時間をじっくりと味わい尽くすのだ。
キャベツたちも、ほかの食材も一回焼いてから煮込まれているようだ。
いい匂いをさせる店だねえ。
ホルモン鍋をした後に〆の麺を投下した時の味に、確かに似ている。
完食。
4千数百円くらい。
お会計の時に、お店の大将さんと思われる方(つまりはムシマルがビビッた看板キャラクターのモチーフ)と対面したのだけれど、
イメージよりも、あの画よりもこわくない!
勝手にプロレスラーぐらいのでかい人を思っていたけれど、中肉中背くらいに思えた。ちゃんと背比べをしていないのでわからないのですが。
それでは結することなどのない日々に戻ります。
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