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マルチアンプとサブウーハー vol.6

2018-05-23 | スピーカー

『マルチアンプとサブウーハー vol.5』の続きです。

前回はウーハーだけをマルチアンプ化するにあたってのフィルター特性を考えてみました。

今回は-6dB/octの更なるメリットです。

-6dB/octでつなげた場合、かなり音色の異なるユニットでも使用できます。

仮に、カットオフ周波数を1000Hzとした2WAYの場合の音の出方を考えてみます。

(この場合はサブウーハーではなく通常のウーハーです)

はじめに-18dB/octの場合を計算してみます。

まず、1000Hz付近ではウーハーからとツィーターからは同じ音圧の音がでています。

ウーハーからとツィーターから発生する音の比率は

ウーハー 50%、ツイーター50%ということです。

次に1オクターブ上の2000Hzですが

ウーハーは18dB下がりますので1/8になります。

つまり、

ウーハー 6.25%、ツイーター93.75%になります。

わずか1オクターブ上がっただけですが音楽はほぼツイーターから出ていることになります。

次に-6dB/octの場合を計算してみます。

まず、1000Hz付近ではウーハーからとツィーターからは同じ音圧の音がでているのは同じです。

ウーハーからとツィーターから発生する音の比率は

ウーハー 50%、ツイーター50%です。

次に1オクターブ上の2000Hzですが

ウーハーは6dB下がりますので1/2になります。

つまり、

ウーハー 25%、ツイーター75%になります。

ウーハーからもそこそこ音がでているわけです。

これは何を意味するのでしょうか?

-18dB/octではピアノで言うと63番目の鍵盤である『シ』の音は

ツーターとウーハーから同じ音量ででていますが

1オクターブ上の75番目の鍵盤の『シ』では

ほぼツイーターからしか音が出ていないということです。

世界に10社程しかないスピーカーユニットの開発能力のある大メーカーならば

ウーハーとツイーターの音色を統一し、違和感のないシステムを組むのでしょうが・・・。

その点-6dB/octならばウーハーからツィーターへは緩やかに切り替わっていくことになり

かなり音色が異なるユニットでもうまくつなげることができるのです。

次回に続きます。



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