スピーカーから音楽を再生するとき
どのくらいの音量で再生するのが適正なのでしょうか。
これには色々な考え方があります。
(1)好きな音量で聴けばよい説
お好きな音量でどうぞ・・・というものです。
多くの方がこのようにお聴きだと思いますが
小さな音量で聴く場合は問題があります。
小さな音量で再生するとき、人間の耳の特性は高域と低域において感度が下がります。
嘗ては1930年代にはじめて体系的に研究したアメリカのフレッチャーさんとマンソンさんから
フレッチャーマンソンカーブと言われていました。
その後、何回も改定され最新のカーブは2003年に発表されたものです。
人が会話をしている音量は60dBくらいですが、
この音量では1KHzの中音に対して
100Hzの低音は20dB程小さな音で聴こえることになります。
つまり、会話をしているくらいの音量で音楽を聴くと
低音は10%の音量になってしまうのです。
張り切って演奏しているベーシストの音は1/10しか聴こえません。
これではミュージシャンが思い描いた音楽とは全く違うものを聴いていることになってしまいます。
(2)楽器の音量に合わせる説
それならば、楽器の音量に合わせればといういう人がいます。
ピアノの再生音はピアノの音に合わせて、
ヴォーカルは人間の歌声に合わせればよいという考え方です。
それではトランペットの曲はどうでしょう?
スピーカーからリスナーまでの距離が1m程度で聴いている方は
難聴になるかもしれません。。。
また、アコースティックギターとドラムの曲であれば
どちらの音量に合わせるのでしょう。。。
これもナカナカ難しいです。
(3)コンサートホールやライブ会場の音量に合わせる説
オーディオ機器のカタログを見ると
『ライブ会場をそのまま・・・』というフレーズがありますが
JAZZのトリオくらいなら良いかもしれませんが、
ロックでは、お隣から確実にクレームがでます。
(4)人間のダイナミックレンジに合わせる説
結局は、人間のダイナミックレンジに合わせるしかないと思います。
上の表は人間の耳に聴こえる音の目安を示したものです。
20dB以下を聴くことは困難です。
また、100dBを超えると人間は音の大小が認識できなくなると言われています。
つまり聴きたい曲が、20~100dBの大きさになるように収まるように
ボリュームを調整するのが一番良いのです。
どんな曲であっても、どんな場所であってもこの条件を守る必要があります。
しかし、この条件は人間の耳の位置で測定した場合であり・・・次回に続きます。
≪4月のイベント『スーパーツィーターVer(ウェール)とVer Duo(ウェール・デュオ)』≫
新製品スーパーツィーターVerとVer Duoを使用して
スーパーツィーターの役割と効果について考えるイベントです。
『スーパーツィーターとは?』『スーパーツィーターの役割』
『セッティングと調整方法』等々を試聴しながら解説します。
会場:大垣市上石津町一之瀬のムジカ試聴室(ログハウス)
日時:4月16日(土)10:30~、13:30~
17日(日)10:30~、13:30~
合計4回行います。密を避けるためで4回とも同じ内容です。
入場無料で事前申込不要です。お気軽にお越しください。
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つぼみが大きくなってきました。
来週は開花しそうです。
上記は上石津町一之瀬の牧田川堤防で
2キロほどの堤防に400本以上の桜がありウォーキングにおすすめです。
周辺の桜スポットの地図をダウンロードできます。
いずれも当社から車で2~3分の場所で
最寄りのインターは名神・関ケ原ICです。
四日市方面に向かって5~10分で到着します。
≪アウトレットと特価製品とセット販売が統合≫
アウトレットモールと特価製品とセット販売のページが統合されました。
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≪試聴とログハウス見学予約状況≫
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