このごろ、本を読んで、読後感から琴曲を作っています。
作っているというか、胸に感動が残ると、曲が出てくるという感じです。
読後感想曲として初めてできたのが、メアリ・ド・モーガンの「雨の乙女」というお話を語りで聞いたとき。
(「風の妖精たち」の中の小編です。)
(先に読んでみたい方は、私の勝手なイメージの押しつけになるので、本を読んでから、曲を聞いてみてください。↓)
☆読後感想 箏オリジナル曲「雨の乙女」へのオマージュ byことねこ
子どものいない羊飼いの夫婦のところへ、ある大雨の日に不思議な女が雨宿りをさせてくれとやってきます。
女は、しばらくのちに女の子を授かるでしょう、と言い、去ってゆきます。
生まれた女の子は雨の日にしか遊ばない不思議な子でした。
さて、この女の子はその後、どうなるでしょうか…。
このお話を語りで2回聞いて、2回とも泣いてしまいました。
その雨の乙女の気持ちが心に残っていて、あるとき、自由にお琴を弾いていたら、この曲が出てきました。
このお話のために作ろうと思って作ったわけではなくて、潜在意識の深いところにこの思いが残っていたのだな、と思いました。
語りで聞ける機会はなかなかないと思いますが、このお話を目で読むよりも、ある大先輩の語りで聞いたときの方が感動が深く伝わってきました。
この私の作った曲は、たぶん元にあるのは、「山賊の唄」だと後で思いました。
子どものころに聞いた歌や、感動した物語が心の中で合わさって、曲ができることがおもしろいな、と自分で思います。
最近は、一番好きな作家・上橋菜穂子さんの作品世界に心が植わっていて離れないようで、上橋作品へのオマージュが生まれています。
なかなかノーミス録音ができないので、そのうち、またUPしたいと思います。
「雨の乙女」、読んでみてくださいね(^-^)
YouTubeの貼り付け方がちがっていたので、再度アップしました。
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