「 春の夜や熱の苦作句苦肉の策 」(はるのよやねつのくさっくくにくのさく)3月にコロナにかかり、それを俳句にしようと…。 . . . 本文を読む
「 『豆まきはしないのか…』声がわりして 」(まめまきはしないのか こえがわりして)息子が小さいころからずっと季節行事はそれなりに家でもやってきたけれど、息子が中学生のころ、豆はまかなくても食べるだけでいいか、と思っていたら、「豆まきしないのか…。」と残念そうにつぶやく。後で夫と「豆まきしたかったんだね。かわいいね。」と笑い合った😊それ以来、変わらずに季節の行事は行っている。お母さ . . . 本文を読む
「 屋根駆ける又三郎か虎落笛 」(やねかけるまたさぶろうかもがりぶえ)北陸の冬は風も出るし、吹雪きもあります。外ではいつも何かがカタンカタン、ガタンガタン、ヒューヒュー、ビュンビュンと鳴っています。姿の見えないだれかが怒っているような、人間たちに自然の脅威を忘れるなと言ってるような、独特の目に見えないものの存在感があります。このお題の句を考えていて、この雰囲気をどう表現すればよいかと何度も書き直し . . . 本文を読む
「 水仙の咲く庭だっこし兎逝く 」(すいせんのさくにわだっこしうさぎゆく)水仙のお題。私にとって水仙というと、うさぎのこうちゃんを見送ったときに咲いていた花。うちの庭は北向きで日当たりがよくない。だから、野菜など育てても実が成らない。水仙も植えたのに、花が咲くには至らない。咲く年はまれ。それなのに、この年は咲いていた。うさぎのこうちゃんが、もう今日は越えられないだろうという状態だった日。2月なのに . . . 本文を読む
「 初硯は青春の作品タイトル 」(はつすずりはせいしゅんのさくひんタイトル)これは息子の実話です😊高校生になり、冬休みの書道の宿題もなくなり、筆で書く機会がなくなりました。中学時代の仲間とミニ映画のコンテストに応募するんだと、ミニチュアの工作をあれこれやって撮影していました。この映像作品のタイトルを筆で書くといって硯箱を借りにきました。書き初めが青春時代の作品のタイトルであるという . . . 本文を読む
「 思春期の何を探してゆく雪野 」北陸の雪国育ちです。家族のことも受験のことも全部煮詰まってスランプだった高校後半。高校から歩ける雪道をザクザク雪を踏みながら歩いた。迷子になるような山深い場所ではないけど、行ったことのない場所をひたすら歩くというようなことをしていたと思う。雪の感触を足裏で感じて一歩一歩歩くそのことで生きている実感があったと思う。頭の中は何が何だか、ぐちゃぐちゃでふらふらしていて生 . . . 本文を読む
ブックタイム開催しました!<午前の部> みんなで好きな本を読み聞かせ・紹介少人数でしたが、その分、ゆっくりたっぷりのんびり語り合いました。ロシアの民話「マーシャと白い鳥」(偕成社)ロシアの戦争報道が子どもたちにもたらす影響について、実際の小学生たちの発言などを交えながらお話し。どこに生きる人も悪くない。戦争に至る過程を見つめなければ。世界の文化、お話の魅力を伝えたいという思いから。「おばあちゃ . . . 本文を読む