「どこかに生きながら」( 小川未明・作 いもとようこ・絵 白泉社 写真 Amazonより )このごろ、いもとようこさんの絵本を借り続けている。私にとって、いもとようこさんの絵本は、「かわいいだけの絵本」と言ってもよいぐらいの位置づけだった。小さい子どもたちが好きなかわいらしい絵、とってもかわいいけど、どこかキャラクターという感が否めなかった。しかし、オスカー・ワイルド原作の「幸福の王子」の . . . 本文を読む
「 清少納言の歌の調べは祖父の節 」プレバトの録画を見ました。ボードゲームの「人生ゲーム」から連想する俳句を詠む。お正月の俳句ですね。祖父は学識豊かという人ではなかったですが、なぜかお正月となると百人一首を子どもたちとするのが恒例でした。読み札の表記と音の違い、意味もわからない歌、それでもゲーム感覚で取っていくのが楽しかったです。小学校4年生ごろだったか、清少納言の歌が好きになりました。「夜をこめ . . . 本文を読む
「 天引っ掻き春掴まむと冬芽かな 」(てんひっかきはるつかまんとふゆめかな)むき出しの冬芽の鋭さに驚きます。長く鋭い爪を立てているようです。むき出しになったからだけではないと思います。何かをつかもうとしているように見えてなりません。 . . . 本文を読む
辻村深月・著「青空と逃げる」を読みました。先月、移動図書館がもう閉まるという最後の一瞬、この本を手に取り、借りました。何のあらすじも知らずに読むのは珍しいこと。空の色と絵に惹かれて読みました。読んでみて、このタイトルと絵の通りの作品でした。文字通り逃げ続ける母子の物語にずっとなぞが潜んでいて、ちょっとした推理小説の要素が入っています。そして、逃げ続けるのに、どこかのどかであたたかいものが流れている . . . 本文を読む
「 飾り気のない冬木立堂々と 」葉の散った木を見るのが好きです。木によって違う枝ぶりを見るのが好きです。まんべんなく日が当たるように伸びていってるんだな、とか、スッキリとした枝だな、とか、そんな線を眺めるのが好きです。そして、本来の姿を見るような気がします。何も隠さないありのままの姿。背筋が伸びるような思いがします。今年もまっすぐ立って地道に歩を進めたいと思います。体調を崩さずに。 . . . 本文を読む
明けましておめでとうございます🎍旧年中はブログでみなさまに励ましていただいて、ありがとうございました❤️仕事の合間に記録として書いており、みなさまのブログを時々拝見するという感じで、励まされてばかりです。今年もできる範囲でやってゆきたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。さて、夏井先生の御本に一年分の俳句を昨年は百句投稿しまして、先月末に . . . 本文を読む