きまてん

子供の頃、可愛い文房具や友達の誕生日プレゼントなんかを買いに行くお気に入りのお店があった。いわゆるファンシーショップってやつだ。その名は『きまぐれ天使』。今思えばすごいネーミングだ。幸手なのに。いや幸手は関係ないか。お小遣い持って友達と待ち合わせして、その店で可愛い小物達をうきうき見るのがとても楽しみだった。友達の誕生日プレゼントといっても予算500円とかだったろうに、どれにしようか迷いに迷って軽く2、3時間は悩んでたよなぁ、店もいい迷惑だったろうになぁ、などと20年以上も前の事をふと思い出したのは、友人への誕生日プレゼントを探しに出掛けた昨日、あれこれ悩んで店内を長時間うろつき回った挙句、店員さんの視線が痛くなってきたので結局何も買えずに泣きながら店を出た時のことだった。相変わらずの優柔不断っぷりなマスターなのでした。
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