冷蔵語と冷凍語

うちの冷蔵庫は時々、うぼっうぼっうぼっと言う。冷蔵語と冷凍語があって、卵とか梨とか冷凍シュウマイとか冷凍コーンとかが、皆で語り合ってるに違いない。お前いつからうぼっ？3ヶ月前からうぼっ。二段目の豆腐君、そろそろヤヴァそうだねうぼっ。俺なんかもう半年も凍らされてうぼっ。とか言ってるに違いない。たまに、きょるるるる、と言う時もある。怒ってるのか。なんにしても、夜中に一人でホラー映画見てる時に限ってガロンガロンガロンと大音量で落ちてくる氷さん達、心臓ハゥッと止まるのでやめてくらさいなマスターなのでした。

またもや

みずとりぞうさんを早く取り替えたくてうずうずしてるマスターなのでした。お取替え目安ラインまであと1cm。

嘘つき

上階の住人がドッスンバッタン長時間あんまりにもうるさかったので、心臓バクバクいわせつつ緊張のあまり倒れそうになりつつも、意を決して苦情を言いに行った。一応防音効果の高い床構造なのにこんなに響いてくるってことは、よっぽどの重量物を落としてるか、重量級の人間が飛び跳ねてるかだな、と。『あら？そう？うるさかった？じゃぁ犯人はこの子ね、今他に誰も居ないから。きつく叱っておきますから～』と答えた重量級の奥様の腕に抱かれていたのは、小さなチワワだった。ソイツじゃないだろ！どう見ても！お前だろ！とこっそりツッコんだマスターなのでした。

苦手なの

セールス電話がやたら多い。番号非表示の通信を受け付けない設定にしてあるのに、それでもじゃんじゃん掛かってくる。開口一番『イリマセンッ！』ときっぱり断れれば済む話なのだが、相手も仕事だしな、ノルマ厳しいんだろうな、ボーナスの査定に響いたりもするんだろうな、すげなく断って家に火ぃ点けられてもアレだしな、などと考えてるうちに相手の話を延々聞く羽目になり、延々聞いた後では更に断り辛くなり、最終的にはシビレを切らした相手に怒鳴られてガチャンと切られたりする。切られた後で、イリマセンッ！とこっそり呟くマスターなのでした。

Ｍ？

瞼のぴくぴく。大腿筋のどっくんどっくん。なんの前触れもなく突如訪れる、そんな痙攣が好きだ。そしてそんな時は必ず、見て！見て！と周囲の人にその痙攣を大興奮で見せびらかそうとするのだが、注視されるとピタッと止まってしまう痙攣さん。そんなイケズなとこも好きだ。で、しばらくして復活した痙攣をまた見せようとして、うるさがられたりフッと鼻であしらわれたりする自分も、ちょっと好きなマスターなのでした。