寛解導入 Day 2

○採血
○Dr.H本・Dr.N山回診
○下剤効かず→更に下剤液追加
○感染症予防の重要性についての読み合わせ
免疫力の低下に伴い、健康体では考えられないようなちょっとした感染が命取りに。徹底的に予防していく必要があるですよ。
[目安]うがい8回/日 歯磨き5回/日 手洗い無限回/日 すでに指紋なしのガッサガサな手になっとるです
○利尿剤追加
○夜血糖値高し
○浮腫で足首曲がらず

《本日のしらたま》
WBC(白血球数)=17.1(正常値3.5-8.5)
BLASTCELL(芽球細胞)=78.5%(正常値0%)
45.1kg
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寛解導入 Day 1

様々な検査を経て、とってもロングでアナウンサー泣かせな正式病名が判明したところで、いよいよ治療開始です。これから
《多剤併用化学療法》
1. 寛解導入
2. 地固め
3. 維持
という治療の流れ、とどのつまり早い話が
《薬漬けで何とかしてみよう大作戦》
のうちのまずは第一段階
1. あれ?白血病細胞消滅したんじゃね?という状態
を目指して薬物を投入していきます。

Day1~7
◆プレドニソロン(ステロイド)開始
*抗炎症
*免疫抑制
*抗アレルギー
*抗好酸球
↑良くも悪くも全てを抑制してしまうというこんな働きを持つステロイド剤に、
▽フルコナゾール(殺カビ)
▽ミプロフロキサシン(殺細菌)
▽ネキシウム(胃酸抑制)
上記三種を併用して一週間様子を見ていくですよ。

○採血
○首カテーテル確認X線
○口腔内X線
○口腔歯科受診(免疫力が落ちて口内炎や歯周病にかかりやすいので定期チェックが必要とのこと)
○心エコー
○リハビリ説明
○入浴
○尿計量開始
○尿PH測定開始
○血糖値測定開始

《本日のしらたま》
WBC(白血球数)=12.7(正常値3.5-8.5)
BLASTCELL(芽球細胞)=72.5%(正常値0%)
36.9℃/36.6℃/42.8kg/43.6kg

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入院二日目

○細菌侵入を防ぐため、丁寧に術前シャワー浴
○中心静脈カテーテル挿入
『これから始まる長~い治療に必要な点滴や注射のための管を、予め鎖骨付近から挿れっぱなしにしておくのよ』と書いただけでも何やら痛そうだが、画像検索するともっと痛々しいので是非ググってみてくらさい。
解りやすい解説はコレ(グロくない)
○カテーテルが静脈にしっかり刺さっているかどうかを確認するため、患部をX線撮影→クリア
○この『喉元に針が刺さりっぱなし状態』でこれから暫く暮らしていくわけだが、そりゃ当然イタイイタイ。唾を飲み込むのも初めはおっかなびっくりで、ご飯もなかなか喉を通っていってくれず苦労した。が、徐々に慣れたというか、食い気が勝ってわしわし何でも飲み込めるようになるのにさほど時間はかからなかった。結構ワイルドだぜぇ。
○腰椎穿刺
髄液を調べるため、腰に針をぶっ刺す。ひぃ。豚の髄液からは美味しい豚骨スープが、ヒトの髄液からは各種重要データが採取できる。
○Dr.H本・Dr.K藤回診
○木曜午前の恒例行事らしい『血液内科部長行脚』(部下を引き連れて各病室をゾロゾロ練り歩く)
○その部長一派に『ああ、数日前にドックでたまたま発見→即入院という例の幸運なアレが彼女ですよ』『ほほ~うアレが』などと遠巻きに変な感心をされていた。
○入院病棟フロア案内 by看護師さん
○ソルデム1常時点滴開始(手術前後の水分・電解質補給)(上から入れて下から出して、とにかく体内水分をじゃあじゃあ入れ替えっぱなしにするイメージ)
○Dr.H本から病状詳細と今後の治療方針についての説明を受ける。家人と一緒にカンファレンスルームにて。

正式病名
成人フィラデルフィア染色体陰性未熟B細胞性急性リンパ性白血病

37.1℃/41.2kg
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入院初日

○入院受付
大部屋に空きがないため仕方ないのだが、身分不相応な個室。一泊二日で幾ら、二泊三日で幾ら、などとドキドキ計算してしまって心臓に悪い。
○身長・体重・血圧・脈拍測定
○採血
○Dr.H本・Dr.N山回診
○いきなり入浴
熱いタオルで拭くくらいでお風呂になんて滅多に入らないんだろうと思っていたのだが、隔日でシャワーを浴びる規則らしい。とにかく清潔を心掛け、菌やウイルスを寄せ付けない環境をキープするのですと。
○ザイロリック(降尿酸値薬)開始
今後の投薬の影響で尿酸値上昇が見込まれるため、まずその予防策。
36.9℃/41.6kg
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入院前日

○CT検査
○入院準備
入院生活に必要な物の買い出しと準備をバタバタと。
長期入院するということは家を長期不在にするということなので、そっちの方が気掛かりだ。
家事関連の懸念事項をリストアップして家人に渡し、アレはソコですよ、ソレが無くなったらストックはあっちの棚にありますよ、などと補足説明しつつ家中をチェックして廻っていたのだが、細かすぎて夜が明けてしまいます、と途中で強制終了された。ちっ。
そんなこんなでバタバタ雑事に追われているうちは何も考える余裕がなかったのだが、夜ベッドに入って電気を消した瞬間、自分のこのベッドで眠るの、これが最後になるかもしれないんだよな、とふと気付いてしまい、布団の中で少し泣いた。
41.6kg
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