精密検査そして宣告(のようなもの)

KO病院にて精密検査開始。
現在の病状をより詳細に把握するためにより詳細な検査をしていきましょうね、との説明。ガッテンでぃ。
○血液検査
○尿検査
○心電図
○骨髄穿刺
腕の血管から行う通常の血液検査を『支社チェック』とすると、骨髄穿刺は『血液工場本社の抜き打ち査察』と呼べる重要な検査なのだが、ちょいとおそロシアな痛みを伴う。伴った。ひぃ。

んで、結果データを照らし合わせつつ、入院日調整や検査予約のアレやコレやを助手チームにてきぱき指示していく先生。
『部屋空いてる?』『いっぱいです』『ねじ込んで』
『CT空いてる?』『いっぱいです』『ねじ込んで』
何でもねじ、ねじ、と。
『えっと…あの…先生、なんか白血病であることを前提に話がサクサク進んでいる模様ですが、あの、もしや私、やはり白血病なん』
『何言ってんですかアナタ今さら』
『白血病は白血病』
『ねじ込んで』 ←これはうそ
へいへい、ガッテンでぃ。
もうちっと『宣告』っぽいアレがあるのかな、と思っただけですよーだ。
取り乱さないで聞いて下さいね、的な。
結構淡白なのね。事務的なのね。クール。わぉ。←既に変なテンション
○入院手続き
○帰宅後すぐ各方面へ連絡→この時点で決まっていた今後のスケジュールを全部白紙に
(関係各位、御迷惑お掛けして本当に申し訳ありませんでした)
○姉上に連絡→電話口で泣き崩れた姉の声を聞いて初めて、あ、わし本当に白血病なんだ、死んじゃうかもしれないんだ、と実感。初めて涙が出た。幸手の父母にはまだ暫く伏せておいてもらうようお願いした。

《本日のしらたま》
WBC(白血球数)=19.1(正常値3.5-8.5)
BLASTCELL(芽球細胞)=77%(正常値0%)
42.2kg
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精密検査予約

KO義塾大学病院へ紹介状を提出しに、信濃町へ。
古くて巨大な病院だ。
ここで少なくても一ヶ月、いや数年単位で過ごすのかなぁ、いや待てよ果たして生きて出てこられるのかしら、などと縁起でもないことばかりが脳裏をよぎり、足がすくむ。
まだ紹介状持ってきただけなのに、ビビりすぎ。
最短でねじ込んでもらえたようなのだが、検査予約は一週間先の17日(月)。さすが大病院なのだなぁ。
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きっかけは人間ドック

人間ドック@新宿Rイヤル診療所。
毎年恒例で受診しているものであって、どこか具合が悪くての受診ではない。
いつも通りの検査を済ませて帰宅すると、病院から電話。
『先生から至急のお話があるので大至急戻ってきて下さい』などと、どうみても悪い話以外考えられない予告に腰を抜かす。
あたふたギクシャク病院に引き返し、先生の部屋へ。午前中に受けた血液検査の結果データをモニター画面に見つつ。
白血球の数が尋常ではないこと、存在すべきでない『芽球様細胞(白血病細胞)』と呼ばれる未熟な細胞がうじゃうじゃあること、白血病の可能性が非常に高いので、血液内科のある病院に至急精密検査を受けに行って来なさい、とのこと。
とりあえず宛名空白の紹介状だけ書いてもらって帰宅し、速攻で病院探し。
えと、血液内科、血液内科。
そうか、白血病は、血液内科なのか。
わしの血、そんなに駄目な血だったのか。
今思えば、8月に駅で倒れたアレも、先月ステージ中に倒れかけたアレも、脱水症なんかじゃなくて、白血球異常の症状が既に出始めてたってことだったのかしら。
などと、パニクっているような冷静なような何処か他人事のようなそんな不思議な感覚で検索絞りこみしつつ、血液内科の研究が進んでいて&高円寺からも家人の仕事先からも通いやすい立地であるKO義塾大学病院に決定。
早速電話して事情説明と予約。翌日紹介状を提出しに行くことに決まった。

《本日のしらたま》
WBC(白血球数)=17.3(正常値3.5-8.5)
BLASTCELL(芽球細胞)=67%(正常値0%)
43.1kg
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本日のしらたま ~はじめに~

白血病と診断され、入院治療体制に急遽突入したですよ。
ある日突然そんなこと言われて頭真っ白状態に陥った自分がそうだったように、そんな時何より参考になり励みになったものが
『同病者の記録~』(←ドラえもんの道具出しの声で)
なので、もちろん自分のための備忘録ではありますが、いつか誰かの役に立ったらええな、などともうっすら思いつつ、書き留めていくですよー。
そして、あくまでもバーチャルバーstyleを貫くべく、いかした新メニュー名を病床でひたすら考えていたものの、とんといい案が浮かばず。
『白血球』から『しらたま』しか引っ張り出せなかったわしの引き出しは、相変わらずスカスカです。バーでしらたまって、アナタ。
本来なら、関わっている全ての人ひとりひとりにきちんと連絡して、迷惑かけてすみませんとか心配しないでねとか伝えたいことは山ほどあるのですが、いかんせん日替わりの体調と体力ゆえ小まめな連絡がまだ難しいんで、ここを近況報告の場にできたらなぁと思うですよ。
あー、マスター頑張ってんのねー、などとたまに確認に来て頂けたら幸いです。

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この台詞を言う日がついに

医者『ガンです』
わし『ガーン』

意表を突いて、結構明るいです。
元気なうちにちょっとずつでも記録していこうと思うですよー。

マスター@KO義塾大学病院より
※お花や御見舞い等御気遣いなきようお願い申し上げまする(まぢで)(無理だから)
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