タイでは毎月、麻薬の運び屋が逮捕されており、麻薬は一番の大きな社会
問題です。今月初めには、誰もが驚いた運び屋の女性が逮捕されています。
検問所の警察官の直感が、その逮捕劇につながりました。 タイ北部チェンマイの東側に位置
するプレー県で、早朝に一人の女性が運転していたバンが、検問所を通過しようとしました。
あまりにも朝早いので警察官は不審に思い、停止を命じました。車内を確認しようとしたところ、
その女性は「約束があるから急いでいる。お金をあげるから、すぐに通してほしい」と懇願します。
車内の確認など、問題なければ5分もかかりません。“これはおかしい” と直感した警察官は
車内をチェックしたところ、スピード・ピル160万錠、メタンフェタミン10キロなど、大量の
麻薬と拳銃1丁と弾丸10個が出てきました。バンコク都内に運ぶ予定だったようです。現金の
誘惑に負けていたら、或いは警察官の直感が働かなければ、この逮捕劇はなかったでしょうネ。
<取り調べを受けるカルヤコーン容疑者>
逮捕されたのは、カルヤコーン・シリパタラソンブーン(34)という女性で2児の母親でした。
カルヤコーン容疑者は、これまでも多数の麻薬を運んでいた女性の運び屋だったということです。
女性が麻薬などの運び屋に関わることは、さほど珍しいことではありません。ところが彼女は、
地元では「天使」と呼ばれ、ボランティアに勤しむ社会慈善家として知られていた人物でした。
しかも地元警察署の反麻薬キャンペーンにも協力し、自分が所有している室内サッカー場を
無料で開放していたり。また、同じく北部にあるナーン県の病院では、子供たちの治療費を
財的にサポートしていたといいます。 これには、地元はもちろん 社会をも驚かせました。
女性の運び屋の場合、警察官が声をかけると 顔が蒼白になったり手が震えたりして、分ってしまう
ケースが多いと聞きます。 が、カルヤコーン容疑者は そんなことは無く堂々としていたそうです。
更なる取り調べによりカルヤコーン容疑者は、巨額の資産を持っていることが明るみになりました。
チェンマイ県内に家2軒、分譲マンション1ユニット、2つの室内サッカー場、それ以外にも
所有地2カ所。さらにタイ西部カンチャナブリ県にも所有地があり、自動車も5台所有しています。
巨大な資産を持っていることに 周囲が不審を抱かなかったのは、親からの遺産と言っていたようです。
表と裏の顔を持ったカルヤコーン容疑者を徹底的に調べれば、麻薬組織につながると見ているといいます。
日本でも、このような表と裏の顔を持った女性が、会社・銀行でお金を横領する事件は、時折
起きますが、タイの場合は麻薬ですからネ。大きな多種の犯罪につながりますから怖いです。
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