タイでも、どこでも身の安全は自分で！

　　
　年が変わると、在タイ日本大使館から　昨年の　「日本人援護案件数」　という数字が報告されます。

なんでも　2010年度の件数は、1,085件で前年比9.4％減となり　過去12年間で最少になったとか…
一昨年まで同大使館の取扱い件数は17年連続、全在外公館の中で最多だったそうで、昨年は万博で
観光客を伸ばした上海の日本領事館が、逆転する可能性が高いと・・・　喜んでいいのかなぁ～？

　
　　　　＜在タイ日本大使館にたくさんの援護要請が…＞

まぁ～　タイには日本人が８万人以上も住んでいると言われていますし、観光客も100万人以上が、
来タイしているわけですから、数字だけを ピックアップすれば、そりぁ～　上位に来るでしょう。
タイを余り知らない人が、この援護件数をみて　タイは治安が悪いなんて判断されたら困りますねぇ～

かと言って、様々な事件・事故に日本人が関わっていたり、被害に遭っているのも事実です！　
これから訪タイする人にも参考になるでしょう…　それらをチェックして見ますネ。

毎年　麻薬関係で逮捕される日本人がおりますが、昨年は11人と一昨年より４名増えています。　普通
この手の犯罪は、バンコク市のカオサン通りやタイ南部のパンガン島などで、若い旅行者が大麻所持で

　
　　＜信じられません！＞

逮捕されるケースが殆どでしたが、昨年は三人の日系企業に勤務する邦人が、覚醒剤所持で検挙される
という…　一人は　なんと、日本の上場会社のタイ現地法人の社長ですからねぇ～　これには驚きました！

　やはり一番多いのが、「スリ・置き引き・引ったくり等」　で、172件発生しています。　これは旅行者の
方は十分に注意して下さい。　スリ被害が多い発生地は、スクンビット地区のスカイトレイン駅（BTS）、
もしくは地下鉄駅、チャトチャック・ウィークエンドマーケットなどで多発しています。

引ったくりが多い発生地は、スクンビット通りの20から40までのソイ （小路） が多いとの事…
置き引きでは、ホテルや空港で　足元に置いた荷物が紛失するケースが多く発生しております。
くれぐれも　荷物からは誰かが 目を離さないよう、注意が必要ですヨ。

　
＜身の安全は自分で…＞　

「スリ・置き引き・引ったくり等」　は、日本でもどこでも被害に遭いますからネ・・・

ここに、日本人援護件数の数字と項目を、件数の多い順に列記しますのでご参考に！
（見ずらいですがご勘弁を…　前の数字が昨年で、後の数字が今年です）

スリ・置き引き・引ったくり等　186/172　　　消息調査　114/89
困窮　日本人保護 　82/79 　　　　　　　 　　睡眠薬等薬物使用窃盗　45/20
ホテルなどにおける部屋の盗難　30/15　　精神障害　28/22
交通事故　16/15 　 　　　　　　　　　　　　　　宝石・洋服の勧誘詐欺　15/10
いさまま賭博　8/8 　　　　　　　　　　　　　　　麻薬関係　7/11
暴行・傷害　7/1 　　　　　　　　　　　　　　　　　日本人殺害・未遂　2/0
偽ホテルマン・ガイドによる窃盗　1/12 　　　その他　653/615

合計　　1196/1084

82件と三番目に多い　「困窮　日本人保護」　は、年金生活者が　日本での手続きを怠ったり、年金
支給が一時的に停止されたり、その他の事情でタイでの生活費用が不足したことから、大使館に相談に
来る数のようです。　毎年　少しずつ増えているようですヨ。　これも時代を反映していますネ。
いずれ　どこの国にいても、身の安全は自分で守りましょう！　　　

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