この大規模な反政府デモで、もろに損失を 被っているのは 「バンコク封鎖」 で、占拠された
いくつかの交差点などの近くにある、デパート・ホテル・小売店 等々でしょうねぇ~
ラチャプラソン交差点 (セントラルワールド付近) の小売り・ホテル各社で組織する商業協会では、
1日の売上高が通常の半分1億5千万バーツ (約4億6千万円) に 落ち込んでいると発表してます。
地区内のホテルも、通常 客室数の4千室が ほぼ満室になるのに、稼働率が20%の800室と
低迷しており、レストランは売上高が6割減、スーパーは5割減と厳しい日々が続いています。
2010年5月には、黄色シャツの反独裁民主戦線 (タクシン派) によって、ここのセントラルワールドは
焼かれてしまう被害に遭っています。 その3年半後には、赤シャツの人民民主改革 (反タクシン派) に
よって この有様ですものネ、堪ったもんじゃありません。 もうこんな場所から抜け出したいでしょうヨ。
アソーク駅周辺も同様、甚大な被害を 受けているんでしょうが、実は 選挙の前でデモ隊の占拠が
激しくなっている最中、ソイ カーボーイへ日本からの知人と行って見ましたが、普段と全く変わらず
呆気に取られましたねぇ~ ソイ カーボーイは、アソーク交差点のど真ん中にある夜の繁華街です。
閑古鳥が泣いていると思いきや、日本人を 含めた観光客でごった返しでしたネ。 こんなこと書くと、
また どなたかに 目くじら立てて “不謹慎だ!” と言われそうですが、ホント 変わりありませんでした。
本当に不思議な国ですネ。 バンコクの反政府デモを 取材していたフジテレビのアナウンサー、榎並
大二郎さんが、「ハンサムな記者がいる」と、デモ参加の女性の間で話題となり、ヘルメット、防弾
チョッキを 着用して取材している写真が、タイのインターネット上で爆発的人気を 博していたりねぇ~
こんな話を 観たり聞いたりしていると、タイを 訪れようとする国民に警告を 発し、オーストラリア・
イタリア・ニュージーランド・日本を 含む世界の48カ国が、注意喚起を 強化していることが 逆に
不思議に感じてきてしまいます。 ホント、頭の中が混乱しますヨ ・・・・
外務省の海外安全ウェブサイトでは、タイの地域に応じた安全の目安を 知らせる 「危険情報」 が
公開されています。 これには、「退避勧告」 「渡航延期勧告」 「渡航の是非検討」 「十分注意」 の
4段階でマップ上に色分けされ、現在のバンコク周辺のマップに記載されているは 「十分注意」 です。
本当に、行っては危険であれば、タイ南部のソンクラーはじめ4県のように 「渡航延期勧告」 や 「渡航の
是非検討」 となるはずです。 今のバンコクへ 「行くべきじゃない」、「そういう場所へ行かなければ
大丈夫」 と、意見の分かれるところですが、現在 旅行や仕事でバンコク渡航を 検討している人は、
この海外安全ウェブサイトの基準を 目安にして良いんじゃないでしょうかネ。
しかし、すべて自己責任であることを お忘れなく ・・・
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト
それでも半減で済んでいるのかと逆に驚きました。
ハンサムなアナウンサーが評判になっている記事は
日本でも話題になっていましたが、
そんな能天気なことが話題になるのは平和の印??
でも現実は死者も出てますし、安全なわけは無いですよね。
銃撃戦の怖さをご存知でしょうか?
私は過去に1度だけ警察と宝石強盗の銃撃戦に遭遇しました。
目に見えない銃弾の怖さは、音を聞いただけで我が頭が吹き飛ばされる恐怖を感じ、電柱の影に体を必死で隠しました。
今回のデモの最中も銃弾が打ち込まれましたよね。
流れ弾は少し離れていても飛んできますし、
あたれば死ぬかもしれません。
私にはその恐怖だけでとてもじゃないですがデモの周辺には行く勇気無いです。
その中心部の周辺ホテルや商店、
売り上げがよくもまぁ半減で済んでいるなと・・・
いい加減落ち着いて欲しいですね。
チェンマイ在住で東南アジアウォッチャーである方の選挙結果分析がありますので、ご参考に。
■タイの中途半端な総選挙の暫定結果の速報
タイの‘片ちんばな’下院総選挙が、2014年2月2日(日曜)に予定通り行なわれた。
野党民主党は、結局ボイコットしたので、与党(タクシン派)タイ貢献党の信任投票のような形となった。
全国77ほどの選挙区のうち、民主党の地盤の中南部28選挙区では、候補者も立てられず成立しなかったという。
全国94,000ヶ所の投票所のうち、10,300ヶ所では投票が出来なかった。
選挙結果は未発表だが(早くとも、2月26日に予定される1月26日に出来なかった事前投票のやり直し分の結果が出てからとなるが、これもどうなるか不明)、非公式の分析では、与党タクシン派のタイ貢献党の信任には、程遠い結果となったようだ。
結果的には、対抗馬なしの選挙だったので、タイ貢献党が、下院500議席のうち過半数を上回る300議席以上取ったようだ。
2011年のまともな選挙での264議席を上回ることになる。
しかし、得票数を見ると、タイ貢献党も自ら認めているように、有権者数4,800万人のうち、1,000万票未満しか得られなかったようだ(投票数は2,200万票ほど)。
有権者の5人に一人しか与党に投票しなかったことになる。
2011年の総選挙のときは、タイ貢献党は1,570万票を獲得していたから、いかに不戦勝の多い選挙とはいえ、前回より4割減、600万票ほどの減少となったようだ。
与党に行かなかった残りの4000万票近くの有権者の票はどこへ行ったのだろうか?
投票率は45%と、前回の73%を大きく下回った。
自ら棄権したり、投票所の妨害で、投票しなかった人が、1,300万人も増えた(前回の1,300万人から2,600万人に倍増)。
タマサート大学のナカリン政治学教授の分析によると、
もともと1,000万人ほどは、選挙に行かない人たちだが、今回は、デモのリーダー「人民による民主改革委員会」(PDRC)などによる呼びかけに呼応して、選挙をボイコットした人が1,000万人以上に登ったと見られる。
選挙ボイコットの人数が、与党へ投票した人の数を上回ったかもしれない。
そして、実際に投票した人でも、無効票やNOの票を投じた人が多かった。
南部では、NOの投票率が10数%にのぼり、無効票の率もこれに匹敵するほどだったという。
与党に投票しなかった1,200万票ほどのうち、3割ほどはNOの投票または無効票だったとすると、抗議票は400万票近くに行ったようだ。
最大野党民主党は候補者を立てなかったので、その他の少数党が、残りの800万票ほどを分け合ったのか。
以上、今回の中途半端な選挙の結果をまとめると、およそ以下のようになるだろう。
●有権者数 約4800万人
●もともと選挙に行かない人 約1200万人
●選挙をボイコット、ないしは行けなかった人 約1400万人
●与党に投票した人 約1000万人
●少数党に投票した人 約800万人
●NOまたは無効票を投じた人 約400万人
繰り返すが、競争のほとんどない与党の信任投票の中で、タイ貢献党は、有権者の2割ほどの票しか取れなかった。
理由は以下のようなものだろう。
・対立候補がほとんどなく、与党の地盤北部、東北部でも低調だった。
・反政府プロテスターのボイコット運動が比較的共感を呼んだ。
・民主主義を是として投票に行った人もNOや無効票で与党に反対した。
・タイ貢献党の政策に対する失望が、役人層や一部農民にまで広まってきた。
選挙の後も、コメ代金の未払いに抗議する農民たちの幹線道路封鎖による抗議は続いている。
政府はいまだコメ代金の金繰りの目処がついていない。
http://uccih.exblog.jp/20321458/
車は通れなくても、このエリアは、毎日 お祭りを やってような騒ぎですからねぇ~
銃撃戦は、私も若い頃に巻き込まれたことがあります。レストランのテーブルの下に 隠れましたが、
それは それは、息もできず腰を 抜かしてしまいました。今でも忘れはしません!
だから、タカさんの言っていることが、よ~く 理解できます。