しかし デング熱でも風邪でも事故でも、タイで生活する者にとっては、我々 外国人には病院と保険は
大変に重要なファクターとなります。 「ここタイで病気になったら絶対に帰国する」 すると断言する
人も多いんですヨ。 それほど タイの医療費に関わる病院と保険は、大変に重要視されますネ。
日本人が海外生活で困る事と云うと まずは第一に言葉ですが、ましてや病気になった時など ある程度
現地の言葉が解っていても、症状の細やかな所まで説明するのは、或いは 聴いても難しいですよネ。
持病を持っているロングステイヤーのFさんなんて、予め日本のお医者さんに書いてもらった説明書や、
使用している薬の名前を、常時持っているという用意周到さです。 また 高齢なSさんは普段から自分の
持病に使用する英語の単語集を持って、いつでもお医者さんに意思を伝えられるようにしています。

<どんな病院でも日本語が通じればいいけど…>
それほど 高齢者が多いロングステイヤーの方々は、いざ 病気になった時のことを考えていますネ。
そこで、気をつけたいのが保険です。 保険の確認を必ずしてから渡航したいですネ… まだ期限が
切れていないと思っていても、実際は切れていることが良くあるようですヨ。 もし 入院する必要の
ある時は、まず保険の有無を確認されます。 日本語が通じる大手私立病院は、殆どが株式会社ですから
病状はさておき、治療費の支払能力や支払保証の裏づけを取ってから、はじめて入院が可能になります。
症状によっては200万円や300万円になることは、稀ではありません。 基本的には支払能力の査定で
治療ランクが変わる事もあり得ます。 支払能力をチェックしている間に亡くなった、なんてことも・・・

<日本の国民健康保険もOKです、後払いですが…>
また タイで交通事故に遭っても、保険の補償が6万バーツ~10万バーツ (17万円~30万円) 程度で
非常に少ないですから、タイでそれを補う額の保障を自分で確保しておかないと、充分な治療が
受けられません。 ですので 自分が入っている保険の内容を再度確認しておいたほうが良いですヨ。
海外旅行や生活が、何日以上だと適用されない等の条項がある保険もあれば、ノンキャッシュで
済むのもあれば、一時的に支払い 後日払い戻しされるのもあります。 後者ですと手続きが何かと
面倒ですしネ。 一度 入院することのシュミレーションをしておくこともお薦めします。

<病院は決めておいた方が良いかも…>
更に、中長期に滞在する場合は、いざという時に治療したい病院の場所確認や、方法なども頭の中に
インプットしておくことやメモ書きも必要でしょう。 タイでは事故のケースは別ですが、日本のような
消防署の救急車はありませんので… まぁ~ 大手私立病院なら電話をすれば迎えに来てくれますが…
国民一人が通院する回数と入院日数は、年間受診回数13.8回、年間入院日数19.8日と世界中で日本が
最多なんですってヨ。 こんな感覚でタイの病院に行っていたら、大変なことになりますネ。
タイの病院・保険で、他に諸注意あれば、ご教授願います。


「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです



■滞在期間が90日以内の場合
クレジットカード附帯の海外旅行傷害保険で十分かも? 疾病治療=50万~200万円 傷害・疾病保障が高額なカードを選ぶこと。カードを複数枚持っていれば、傷害・疾病保障額は加算されます。欧米では盲腸手術で200万円と高額ですが、東南アジアでは40~60万円前後。
バンコクやチェンマイ、シラチャ、パタヤなど主要都市には、日本語通訳がいる高級私立病院が多いので、日本より医療事情は上かもしれません。
治療費は高いものの、待ち時間は少なく、美人ナースがマンツーマンで対応してくれます。
キャッシュレス治療を希望する場合は、事前に、保険会社に連絡する必要がありますので、クレジットカードが提携している保険会社の連絡先をメモしておく必要があります。(親切な病院では病院側が連絡してくれますが、原則は患者がやることになっています)
キャッシュレスで無い場合は、カードで支払いし、帰国後、保険会社から請求用紙を送付してもらい、領収書(診断書)を添えて請求します。
http://creditcard-ranking.info/hikaku-kaigairyoko.html
■滞在期間が150~180日以内の場合
最初の90日はクレジットカード附帯保険で対応し、90日経過時に、三井住友VISAクラシックカード(利用附帯)やシテイカードで、(海外でも)航空機チケットなどを使うと、そこから60~90日間、保険適用になります。問題点は、三井住友VISAクラシックカードの場合、疾病保障が50万円と少額なこと。
体が動かせる場合、検査のみ現地で行い、手術は日本に帰国して(国民健康保険で「高額医療費制度」を使えば負担が少なくて済みます)、と言った対応が宜しいかも?
■滞在期間が180日超の場合
日本の損害保険会社の海外保険に加入する。
保険項目を絞って(医療保障のみ1000万円とか)契約すると、1年間で8万円前後の保険料です。
ただし、キャッシュレス治療を受けられる病院は提携病院に限られるので、下記のサイトで確認しておくこと。
http://www.aienu.com/midlng/
●カードもない、保険料も払いたくない場合は、現地の公立病院へ行くしかありません。
私立病院と違って治療費は激安です。
日頃から、簡単なタイ語または英語で医療用語を勉強しておくと宜しいでしょう。
**現地の医療保険(AIAなど)もあるが、60歳以上は加入不可です。
**歯科は海外保険の対象外ですから、ご注意。
**現地で治療を受け、帰国後、国民健康保険の還付請求の場合、必ずしも70%還付にはなりませんので、ご留意下さい。
本当に有難うございました。 これからも宜しくお願い致します。