カンボジアのシエムレアップ州裁判所は日本人2人に、禁錮13年・10年の実刑判決を言い渡し、
被害者チャンさん(41)の妻に慰謝料1億リエル(約260万円)を支払うよう命じました。
この刑が軽いか 重いか? 全然 軽いような気がしますが、この事件って 覚えています?
カンボジア中部アンコールワットのあるシエムレアツプで今年3月、カンボジア人のタクシー
運転手が、日本人2人にナイフで殺害された事件です。元自衛官の日本人の若者23歳と24歳が、
所持金を強奪するために、海外でタクシー殺人強盗を起こすなんて、大きな衝撃でしたねぇ~
お隣の国とはいえ、タイでも大きく報道され、同じ国民として恥ずかしく思いました。二人は
公判中「殺害する意図はなかった」と主張していましたが、事前にナイフを用意し、人気の
少ない場所で犯行に及んでおり計画的な殺人でしょう。 当然、裁判所もそう判断しましたネ。
私は最初に同事件のニュースを聞いた時は、何かの間違いかと思いましたもの。カンボジア
内でも そう思ったようです。同国はタイ国以上に大の親日国です。第一報を受けた内務大臣が、
「犯人が日本人のはずがない。中国人か韓国人の間違いではないのか」と側近に聞き返した
エピソードは有名となりました。二人の若者は、両国間の絆を大きく壊してしまいました。
カンボジアの人たちは、和平のために国連平和維持活動(PKO)に参加中、武装グループに殺害
された国連ボランティアの中田厚仁さん、文民警察官として派遣されていた岡山県警の高田
晴行警視が亡くなっていることなど、自国への日本の深い協力と尽力を よく伝え聞いています。
日本人の多くの先人が地道に積み上げてきた、それだけの大きな信頼に傷をつけてしまいました。非常に
残念なこと。信頼を築くには大変ですが、失う信頼はアッという間です。取戻すには10年はかかります。
<昨年、カンボジアと日本は友好65周年>
そこで 早急に動かれたのが、カンボジアでコンサルティング会社を営んでいる小市琢磨さん
(カンボジア日本人会会長)、アンコール・クッキー製造販売の社長である楠見敦美さん、
同国で日本語雑誌「プノン」を発行している木村文さんらです。発起人となり、在住日本人らが
基金を募り、遺族にお見舞金を渡す運動をされ、先月初めに被害者の奥さんへ届けたそうです。
タクシーの自動車購入費など200万円近い借金は、今回の寄付金で完済できたようです。
しかし、遺族には4人の子供がいます。発起人はじめ皆さんは、しっかりした教育を継続的に
受けられるよう、これからも尽力されていくようです。この取り組みは、日本人への信頼を
カンボジア人たちから、少しずつ取り戻しつつあると聞きます。素晴らしいホッとする話です。
“日本人が こんなことするワケがない” 海外に住む日本人には深い言葉だと思いますネ。
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