これから、タイの出入国が厳しくなりますよ！ その２

　近隣諸国の不法労働者などを 取り締まる目的で、８月12日からビザラン （ビザ無しで
出入国を する） の外国人の出入国が拒否されると、困る人たちは … 昨日からの続きです。

あと、日本人の “外こもり” の人たちも困るでしょうネ。　

外こもりとは、海外で引きこもりの生活を 意味しますが、その人たちを ”外こもり族” といいます。
言葉自体は造語ですが、2006年に使われ始め、2008年に外こもりが増えて、より話題になりました。

　
　　 ＜バックパッカーと外こもりが集まるカオサン通り…＞

日本で アルバイトを して、短期間で稼いだお金で、物価の安い国に行き、そこで長期滞在して
生活することを いいます。　外こもり族の長期滞在先として、バンコクは最適な場所でした。

バンコクは近代的で、何でも揃うコンビニも多いうえに物価も安く、若者に欠かせない
ネットカフェもあります。　多くの外こもりの滞在先としては、カオサン通りが有名です。　

彼らにとっては、厳しくなる出入国管理は 困るでしょうネ。　ビザランを 何度も繰り返して
長期滞在で 暮らしている外こもりたちは、日本に帰らざるを 得なくなるケースも出てくるかも。

　　

時折 日本人も見かけますが、リュックサックを 背負い、安い予算で海外を 個人旅行する長期
滞在型のバックパッカーたちも、不便になって大打撃かも知れません。 そして、長期滞在を
希望する人たちを 隣国へ　ビザランツアーを 斡旋する旅行社も、商売あがったりです。

あと、年金で暮らしているロングステイヤーにも新たな問題です。　まぁ～　50歳を 過ぎているので
タイの銀行に80万バーツ （約250万円） を 預ければ、ロングステイヤー ビザを 取れますけどネ。　

　まだ 実際に チェックされたと 聞いたことはありませんが、こんな話も持ち上がっています。　

　

タイへ入国する外国人に、クレジットカードなどとは別に 最低２万バーツの現金を 持ち込むことを
義務付けていると報道されています。　ランダムに検査し、現金の持込み額が足りない外国人に対し
入国を 拒否するというのです。　この規定は、タイへ入国するすべての外国人に適用させるそうです。

タイの良さの一つに、色々な “規定の緩さ” がありましたが、軍政が担当になってから
国内で多種にわたって厳しくなっています。　こうして外国人にも厳重になってきました。

　

もしオーバーステイを した場合の新しい規定では、90日以上は１年間以上の入国禁止になります。
今までは、一日100バーツ・200バーツの罰金で済んでいましたが、これからは滞在可能日数や
ビザに関して 心 する必要がありますヨ。　　　 ビザに関する情報はこちらのＨＰで ・・・

　そう言えば、滞在が90日を 過ぎる外国人に義務付けられている、「90日レポート」 の提出も 今後
変わるかも知れませんネ。　イミグレーションで行なっていましたが、これは本人ではなく代理人が

　
　　　　　＜出入国管理局が入っている政府官庁です…＞

対象者のパスポートと規定の書類の提出で 問題なかったのですが、どうなりますか ・・・
　しばらくは、ビザを 含めて滞在関係の規則の動向に留意しましょう。　　



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