知らない者にお金を渡してはダメですよ！！

　
　見知らぬ者に “お金を貸してほしい”と 頼まれて、ATMから現金を引き出しますかねぇ～

３日、バンコク都で女性を装い、日本人男性ばかりを狙って現金をだまし取っていたとして、タイ人
男（43）が、詐欺の疑いで逮捕されました。被害者はおよそ100人にのぼると見られています。

　

逮捕されたウタイ・ナンタカン容疑者の自供した二つの内容が気になりました。

一つは、ウタイ容疑者が大学２年の時に日本人男性に誘われ一緒にバリ島旅行に行った際、
置き去りにされたんだそうです。それ以来日本人に恨みを持つようになり、復讐で詐欺を
行なっていたとか。20年も前のことを根に持って犯行に及んでいたとは 考えさせられます。

ウタイ容疑者は過去に同様の犯罪で５回の逮捕歴がありますが、ここ２カ月で10人以上の
日本人がウタイ容疑者に騙されており、被害総額は１千万バーツ（約3,500万円）にも
及んでいます。　相当に その日本人に悔しい情念を持っていたのか、大変な執念です。

　

もう一つは「日本人はタイへ来て、女性に金を使いたがる。それを利用して日本人男性を狙った」と。
そのように見られているんですネ。　日本人のスケベ心と人の良さを巧みに利用したんでしょう。

それにしても、怪しげなニューハーフにお金を貸しますかねぇ～　にわかに信じられません。
彼は、去年11月から先月にかけて、バンコクの繁華街などで日本人旅行者の男性ら
10人に声をかけ、現金あわせて およそ100万円をだまし取ったといいます。

女装して台湾や香港女性の旅行者になりすまし「財布とパスポートを盗まれた。お金を貸して
ほしい」などと嘘を言いながら近寄り、親切心につけ込んで ATMでお金を出させていたと ･･･

　

このような詐欺を「寸借詐欺」と言うそうで、場所はバンコク都内のトンロー、スクムビット、
シーロムなどの観光客の多い路上で、タイ人の人通りも多いエリアばかりなんですがねぇ～

５回の逮捕歴のウタイ容疑者、2005年から同様の手口で犯行を繰り返し、09年･11年･12年、
15年に、詐欺などで懲りずに逮捕されています。被害者のほとんどは日本人ばかり。11年から

15年の間には日本人60人から、533万4,000バーツ（約1,800万円）以上を騙し取っていました。
逮捕されても毎回、短期間の拘留もしくは服役後、犯行を再開しています。もう無期懲役だな。

　

近年の犯罪はネットを利用するなど、デジタル的な犯罪が多いんですが、30年以上前から存在する
アナログ的な犯行で、今だに引っかかっている人たちがいるんですねぇ～　在タイ日本大使館や
ガイドブックなどが繰り返し注意を呼びかけていますが、現在も被害が後を絶たないとは驚きです。

在タイ日本大使館は絶えず、同様の詐欺事例を報告しながら、注意喚起を行なっています。
今回の逮捕も、在タイ日本大使館から警察への捜査要請により実現したとのことです。
　当ブログでも いつも訴えています。　『知らない者にお金を渡してはダメですヨ！』と。　　



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