微笑みの国 タイは、素晴らし話ばかりではありません。 タイを愛する人間としてタイの
恥部に触れることになっても、ある時は言わざるを得ません。 今日は そんな話の一つかも ・・・
タイ当局は先月初め、警官、兵士ら約200人を動員し、バンコク北郊ノンタブリ県のバンヤイ
市場で外国人不法就労者の一斉取り締まりを行ないました。 ミャンマー、カンボジア、ラオス
などからの外国人労働者233人に対し、職務質問と所持品検査、尿検査を行ない、労働許可証を
所持していなかった36人と、麻薬の陽性反応が出た2人を逮捕しました。
それは 周辺住民から、外国人不法就労者が多数働いているという通報があり、警官らが駆け
つけると市場で働いていた外国人労働者の一部は逃げようとしたようです。 が、前もって
市場を包囲していたこともあり、取り押さえに成功したといいます。
おりしもアメリカ国務省の最新の報告書で、タイは人身売買対策として 「重要な努力をしている」 と
前向きな評価を得たばかりです。 政府は 益々 その対策に力が入ります。 人身売買の言葉には、
このような外国人不法就労者を斡旋する組織や個人も含まれますからネ。
近年はナイトライフで働く女性の外国人不法就労者も増えており、警察の夜の街での外国人不法
就労者の一斉取り締まりが目立ちます。 先週の水曜日には、在住日本人が多く住む住宅街でも
あるスクンビット通り ソイ39 にあるマッサージ店 「スタジオ・カワイイ」 に手入れが入りました。
表看板は マッサージ店とありますが、店内には個室5部屋があり、22歳~26歳の女性がマッサージ
料金 1時間1500バーツ~2300バーツで、実際には性的サービスを行なっていたようです。
そう言えば先月、マスコミは大規模売春施設と呼んでいますが、ラチャダピセーク通りの
「ナタリー・エンターテインメント」 という大浴室が、警察の一斉捜索を受け、店内にいた
女性121人が売春容疑で検挙されています。 「ナタリー」 はアジア系外国人の客が多いことで
知られ、その中には日本人も含まれます。 名前だけでもご存知の方も多いでしょう (苦笑)。
タイの夜の世界も変わりつつあります。 その121人のうち、15人が18歳未満で、他にも
不法滞在中のミャンマー人、ラオス人、カンボジア人、その他 少数山岳民族の出身者も
含まれていたといいますから驚きです。 当然のこと、上述した 「人身売買」 絡みの
可能性も出てきており、捜査が続いているようです。
この話、根は深いようですヨ。 長くなりますので明日に続きますネ ・・・
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