ラチャダピセーク通りにある 「ナタリー・エンターテインメント」 という大浴室が、
警察の一斉捜索を受けました。 どうやら、都心のゴーゴーバーが集まる風俗街の
ソイ ナナ でも手入れが行なわれたようです。 昨日からの続きです ・・・
さて、タイには昔から夜の代表格 いわゆるソープ系のマッサージ店舗が無数にあり、
特にバンコクには、ラチャダピセーク通りのホアイクワン市場周辺、あるいはペッブリー
通りなど、その手の店が密集している地域が ポツン ポツンと あります。
<ラチャダピセーク通り>
基本的にタイも、当然のこと 法律で売買春は禁止されていますが、特に 罰則規定はありません。
上述の店舗も登記上は 「マッサージ店」 であり、それ以上のことやサービスは 「互い合意による
もの」 という建前ですから、売買春で逮捕されても その証明は難しいんでしょうネ。 定期的な
警察による手入れがあっても、店舗が潰れるほどのことにはなりませんでした ・・・
ところが、今回はどうやら様子が違うようです。 手入れ調査、悪く言えばガサ入れ に入ったホアイクワン
市場近くの大手マッサージ店、「ナタリー」 には警察ではなく、内務省地方行政局が主導したようです。
同局が軍や警察の協力を得て立ち入った時は、オーナーと店長はその場におらず、121人の
通称マッサージ師と言われる女性と5人の従業員を拘束しました。 その後、お店は閉店した
ままで、今もオーナーと店長は行方不明で、当局が追っていると聞きます。
今回の立ち入り捜査、内務省地方行政局が主導したのは、警察の担当者などに渡したと
思われるワイロ台帳の入手も目的だったようです。 英字新聞のバンコクポストによると、
その台帳には下記の金額が明記されていたから一大事です。
警察庁児童・子ども・女性保護部 ・・・ 6万バーツ
同移民局 ・・・ 7万6千バーツ
同特別捜査部 ・・・ 3万バーツ
同191番・特殊対応班 ・・・ 2万5千バーツ
ホアイクワン警察署 ・・・ 2万4千バーツ
(191番は日本いう110番ですネ)
これでは軍や当局による立ち入り検査になるはずです。 汚職まみれの警察ではあてになりませんネ。
警察関係以外でも、「バンコク都庁」 という記述があったようで、大きな問題になりそうです。
具体的に誰に渡ったのか詳細は明らかになっていませんが、プラユット首相の指示は強行のようで、
どうも今回の立ち入り捜査は、人身売買とその背後にある組織撲滅が目的だと聞いています。
それにしても、立ち入り検査からすでに1カ月以上が経とうとしているのに、未だに20人ほどの
女性マッサージ師が拘束されたままだとか。 もう解放されたのかなぁ~ こういう例は余りなく、
おそらく人身売買ルートの情報収集を進めているのではないかと推測されます。
この際、徹底的に解明してほしいと、市民の皆が そう思っているでしょうネ。
女性を集める努力は相当なものだろうと推測できるほど質と量がよいとおもわれた。人気店が営業してないと寂しいが、人身売買容疑ではしょうがないか。
ありませんが賄賂額の少なさに驚きです。
日本人向けカラオケ店も厳しく取り締まってほしいものです。近年、特に悪質です。