畿内から瀬戸内海を通り、九州に上陸すんときね、最短に位置するのが、ポッコリ丸く突
き出た国東半島ですよね。半島の上部の付け根のとこにあるのが宇佐神宮です。
豊国とは畿内の政権が九州全体を支配下に治めるために建てた国。いま、豊の国として云
われるほどには当時はそう広大なものではなかったでしょうけど、この地域を拠点として
九州を治めた。この豊とはもちろん台与のこと。
この九州豊国の王が、景行天皇とされる伊香色雄命の長男建膽心大祢命。
(屋主忍男武雄心命、タケイココロ。)子供が武内宿禰。
神武天皇というのはこの二人の武ちゃん。ヤマトタケルは武内宿禰。
なぜかってうと、蘇我氏はこの武内宿禰を始祖とするから。
倭人伝・・・
「正始元年、太守弓遵遣建忠校尉梯儁等、奉詔書印綬詣倭國、拜假倭王」・・・
この倭王とは、九州豊国の王の建膽心大祢命。この後の倭王もそう九州の王。
邪馬台国は卑弥呼の弟の伊香色雄命王国。
大和、近江、山城、丹波など畿内一帯を治めたのが、崇神天皇、彦坐命として描かれている三男大新河命。
台与の時の畿内の王。
もちろん、伊香色雄命は本当の名ではない。
天孫本記はこの大新河命と、物部としての十千根命のふたつの系図をかたりますが、・・・
記紀が王とするのが、・・・
九州豊国の王の、長男の建膽心大祢命の後胤。